fou you 〜真緒Side〜 ページ5
そう言った途端、Aの顔が悲しげに歪んだ。
「…私は、まーくんのことが好きなのに、まーくんは、私のことをそういう風に見てくれてなかったってことだよね」
本当に辛そうなAの言葉に、息が詰まる。
涙を流しながら、Aは言った。
「私は、まーくんのことが好き。まーくんの彼女になりたい…!」
思わず目を見張る。
その言葉は、俺が言いたくて言えなかった言葉で。
俺がAから一番聞きたかった言葉。
まーくんは?と俺の顔を見上げるAを腕の中に収める。
一瞬身構えたAの腕が、背中に回る。
「…俺も、Aのことが好きだ。
…俺と付き合ってください」
腕の中から、はい、と小さな答えが聞こえる。
「泣かせてごめんな」
そっとAの体を離しながら言うと、
「大丈夫だよ、まーくん。
私は、まーくんだったら何でも許すよ」
にっこり笑ってくれたAに笑みを返して空を見上げる。
七色の架け橋が、空を彩っていた。
「…あ。A、虹」
虹が好きなAは、嬉しそうにスマホを構える。
空も、俺とAを祝福してくれてるのかな、なんて。
fou you 〜真緒Side〜→←fou you 〜真緒Side〜
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミコト - 失礼いたしました。つい気持ちが膨張してしまって;とても面白かったです!これからも頑張ってください!! (2017年7月3日 21時) (レス) id: 792bf4f048 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - この作品はとても素晴らしいと思います。みなさん楽しんでいると思います。が、あなた達の行為1つで不快に思う方だっているはずです。下の私のコメを読んであなた達もそう思ったでしょう?なので、そういうことはやめてくださいね。 (2017年7月3日 21時) (レス) id: 792bf4f048 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - ミリイ(灰崎信者)さん» 植物の声に耳を傾けたことはありますか?無いのなら、貴女に友達を語る資格はないと思います。それに、真緒くんが嫌いなら、何故きたのです??変ですよ。嫌いって言ってる2人が、たまたま、ここに集まったなんて。まさか、一人二役なんてことはありませんよね? (2017年7月3日 21時) (レス) id: 792bf4f048 (このIDを非表示/違反報告)
音(リズム) - ミリイさんとマリイさんは何が言いたいのでしょうか。ここで言っても特に意味のない、作者も喜べないコメントは意味のないものと思われます。真緒君を推されてる方の気持ちも考えコメントした方がいいと思います (2017年7月3日 18時) (レス) id: 408640f24f (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 私もミリイと同じで花粉症の真緒嫌い (2017年6月23日 18時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふぉーる@あんスタ民 | 作成日時:2015年12月15日 20時