お嬢！ ページ7
「あー？…なんや、お前か。」
「あはは、私でごめんね〜」
角でばったーん、なんてある筈もなく普通に階段を降りようとしていシャオロンくんとばったり遭遇した。勿論お互い好んで話そうなんて思う筈もない。そのまま喋るなんてこともせず、丁寧に会釈して私は教室に行こうとしていた。だが、そんなことすぐにシャオロンくんに壊された。
あ、なんて言って何かを思い出すように言うシャオロンくん。急なことでついつい私の視線はシャオロンくんに注がれることになった。
「…そういや、お前なに戻っててん？忘れもん？」
「え、」
え、やなくてさあ。そういった途端ため息をつかれた。いや唐突に苦手なやつに何してんのかって言われても困るのだが？？？シャオロンくんに質問されるなんて考えたこともなかったから、気の抜けた返事を返してしまった。不味い、有栖川の評判が…と心配したが、シャオロンくんは全く気にしていない様子だった。
「え、…やなくて。何しててんって聞いとんの、日本語通じとる？」
「ぅ、お迎えが来るまでに時間があるから、教室で待っておこうかなって。」
「ほーん、まあ腐ってもお嬢様やもんな。忘れとったわ」
くっそこいつ、私が日本語煽り無視したからってボロクソに言いよって。いやこれどう返したらいいか分からんし、さっさと退場するか…。
居心地が悪くなり、本日二度目の上っ面な笑顔を浮かべながら今度こそ会釈してこの場を離れようと思った。だが、
「お前さ、迎えくるまで学校で待っとるつもりなん？」
「うん、そりゃ勿論だよ。それがどうかした？」
「馬鹿野郎。もうすぐ下校時刻やわ。」
え、さっきまで部活してた人たちどうなったん？私ごりっごりに練習すんむさの見てたし聞いてたねんけど。それにシャオロンくんは野球部だったやろ…？
そうシャオロンくんに聞こうとした。だが、先にシャオロンくんが私が聞く前に答えてくれた。
「もう部活の奴らなら帰ったわ、俺も部活終わり。」
「エッ…それならシャオロンくんは何故ここに？」
「忘れもんしたん。で、今取ってきた。」
ええ、私何処で待てばええん？
そんな私の考えを読み取ったように、シャオロンくんが口を開く。
「…家まで、送ったろうか？」
ニヤッと笑ったシャオロンくん、黒い笑みが浮かんでいた。
ooOOoo
おさぼり中に描いた宇ノ宮高校女子の冬制服です、ひええええ…
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学パロ製造機うの(プロフ) - *空月白/白猫*さん» コメントありがとうございますー！もしや禁断の恋愛に手を染めてしまうのかも…？() ありがとうございます、頑張りますね！ (2019年11月4日 7時) (
レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
*空月白/白猫* - 校舎裏ですって！？(裏声)まさか告白！？(何故そうなった) 更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 3c38dcb0f2 (このIDを非表示/違反報告)
学パロ製造機める(プロフ) - わわ、珊瑚珠さん！そんなお言葉を頂けるなんて思ってもいませんでした…ありがとうございます！私も珊瑚珠さんを見習って頑張らせてもらいますね。珊瑚珠さんはお勉強の方を休憩を取りながら頑張りましょう…！受験、応援してます！ (2019年10月26日 9時) (レス) id: 00dabe47f6 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚珠(プロフ) - 勉強という悪魔に邪魔されてました、どうも珊瑚珠です。 いやっ！！まだshaさん出てきてないのに好き！！！これだけでも十分好き！！！です！！！！(大声) 無理せず更新頑張ってください…！！ (2019年10月25日 23時) (レス) id: b01bad1524 (このIDを非表示/違反報告)
学パロ製造機める(プロフ) - マルコさん» わああ…！一話しか更新していないのにそんな光栄なお言葉を頂けるなんて恐縮です！お期待に沿えるように頑張ります、コメントありがとうございました！ (2019年10月25日 22時) (レス) id: 00dabe47f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うのう x他2人 | 作成日時：2019年10月25日 19時
