助け舟 ページ10
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いつもと違う。
いつもだったらもう少しあとにお店を閉めるから。
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チラッと大野さんを見ると、目が合った。
大野さんはふにゃん、と笑って、その目をまた香澄さんに戻した。
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香澄「あ、すみません…！」
そこでようやく二宮さんに触れていた腕を話した香澄さん。
香澄「…和、私お店の前で待ってるから。」
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香澄さんは確かにそう言った。
その言葉に驚いた二宮さんはまたどうして、だとか、はい？、だとか、そういうことを言いたそうな顔をしていた。
でも、それを言葉に出す前に、やっぱり大野さんがもう一言いう。
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智「あちゃー、ごめんね、これから新作メニュー会議なんだなー、」
和也、A「え？」
智「あれ？言ってなかったっけ？」
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和也「聞いてないわ！(笑)」
確かに初耳だった。
「…私も、初めて聞きました。(笑)」
智「ありゃ、ごめん。」
大野さんのおかげで、閉じていた口が自然に開けたような気がする。
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香澄「…そうですか。じゃあ、また、来ます！…すいません、閉店なのに！」
智「いえいえ、こちらこそすいません。」
香澄さんはそういってあっさりお店から出ていった。
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私も慌てて挨拶したけど、
去り際に彼女に睨まれた気がするのは私だけの気のせいなのかな。
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
