ほっぺた ページ38
．
和也「何を信じるの？」
「………へ」
．
そのまま何秒か静止。
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私の斜め左後ろ、従業員用の裏口付近に目線を向けると、私が今1番会いたくてでも1番会いたくない人が立っている。
というか何故。だって、まだ二宮さんが来るには30分ほど時間がある。それに二宮さんはいつもギリギリに来ることが多いので、まだ来ないはず、なのに。どうしよう、何話せば…、どうやって顔を合わせれば…、心の準備が！！などと考えていた私の思考は次の二宮さんの行動によって消される。
．
和也「ていうか、そんなにほっぺた強く叩いたら痛いでしょ。(笑)」
そういって、私に近づいて、
それで、私の両頬に置かれている私の両手を
グッと、握って…、そっと下ろして、
代わりに私の両頬に、私の手を握った手が優しく触れた。
和也「…ほら、ちょーっとだけだけど、赤くなってる。」
私の目を見て、そういう。
．
何が起こってるの。
なんだか、え？夢ですか。
わたしは突然のことすぎて、再びフリーズ。
．
距離が近い。
和也「ん？どうしたの？」
距離が近い。
ニコッと私の目を見て、微笑む。
.
…距離が近いよー！！！
．
和也「…Aちゃん？」
二宮さんに名前を呼ばれてようやくフリーズしていた時間が動き出す。
「…、えっと、あの、その…、」
和也「…………？」
「…距離が…、きょりがっ、チカイデス…///」
なんだか、カタゴトに…、なってしまった。
そして絶対的に顔が真っ赤だと思う。真っ赤じゃないはずがない。だって無理だもん、こんなに顔が近いとか無理だもん。好きな人な訳だし。顔整いすぎだし。肌白いし。誰でも赤くなりますよ。
．
和也「…顔、真っ赤だね…？」
ふふ、と笑いながら、私の頭をクシャッと撫でて、ようやく私の頬から手が離れた。
「っ〜〜、///…、か、からかうのはやめてください！！」
．
そんなつもりなかったんだけどなぁ、と笑いながら二宮さんはエプロンをつける。
．
はあ〜…、もたん、心臓が…持ちませんって…。
自分で叩いたせいか、それとも二宮さんのせいか、ほぼ100%後者だとは思うけど…、赤くなったであろう頬をおさえながら、小さく息を吐いた。
．
続く
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
