ここにきた理由 ページ29
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どうしたらいい？
恋愛経験がない私はこういう時どうしたらいいのか本当にわからなくなる。
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和也「ねぇ、あの時…、」
ドクン…と、心臓の音が鮮明に聞こえた。
あの時とは…、あの時。
駅に向かう途中のあの道、
思わず二つ返事で返してしまったときのことだ。
それで私は逃げ出して。そっから避けて、避けて…
葉月ちゃんと頑張るって決めたくせに、
香澄さんが現れて1人で混濁して、薄汚い感情に支配されて、
でも今、私のそばに二宮さんがいるってだけで、どこかにいってしまうその感情。
シン…、と沈黙の数秒間。
あなたのその唇から、紡がれる次の言葉は何なんだろう、
少しの恐怖とたくさんの緊張が走って、ドクドクなる心臓。
私の心臓の音…、聞こえてないかな。
和「…俺さ、すっげぇ考えたのよ。」
「……？」
和「俺はAちゃんのことどう思ってんのかなーって。」
「え…、」
和「正直あの時は軽い気持ちで、冗談で言ってた。だから、Aちゃんがあまりに真っ直ぐな目ではい、って言うから…、そっから俺ももうどうしたらいいのかわかんなくてさ。」
…それって、少しでも私のことを考えてくれた、って思ってもいいんですか？
和「…でも、そんなときに香澄は現れるし…、その、まぁ。俺も戸惑ったわけよ、だって今まで音信不通だったやつがいきなり毎日自分の勤め先に顔出しにくんだよ？たまにチラッと見ると、貴方は目逸らすし。」
「そ、それはその…」
嫉妬、してた、なんて言えない…、
和「…だから、チャンスだと思った。大学の講義も休んで、バイトを休んだ。大野さんに聞いたら体調不良だって。…だったら、家に転がり込んではっきりさせればいい。そう思った。」
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
