次の言葉 ページ20
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香澄「そういえば！Aちゃんって、和と同じ大学なんだよね？」
『嫌なことははっきり嫌だって言いなさい』
いつも優しかったおばあちゃんは色んなことを教えてくれた。
その教えのことの一つに、この言葉があった。
嫌なことは嫌なんだと、相手に意思表示することは大切なのだと。
相手はこの人はこれは嫌なんだ、と知ることが出来る。
自分はいつかあの時はっきり嫌だって言ってよかった、と思うことが出来る。
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「…あ、はい、そうなんです。」
いつから私は、こうも自分に自信が持てなくなったのだろう。
自分の感情はあまり表に出さず、何でも大丈夫だと言うようになった。
おばあちゃんの言いつけはまもれないままで。
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香澄「…へぇ、やっぱりそうなんだ。あ！私もね？中学と高校、和と同じだったんだよ！」
「…そうなんですね。」
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知ってる事実も知らないようにあしらう。
愛想笑いを振り撒く。
必死に冷静になろうとした。
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次の言葉が恐くて。
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香澄「私ね、中学時代のとき和と付き合ってたの！」
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どんなにそれが知っていた事実だったとしても、
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やっぱり私は冷静を保てなかった
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
