キャパオーバー ページ15
．
ガチャガチャッ
「ぅわっ！」
．
お皿を…落とした。
けど、それは、大野さんの手の中に収まる。
．
智「さっきから驚きすぎだよ？笑」
「いやっ、だって、その…大野さんが！」
今のは…流石に驚き過ぎた。
．
智「あ、あっちもこっちに気づいたみたい。」
「へ？」
二宮さんは驚いていて、ぼーっとその光景を見てたらいつの間にかすぐ近くに二宮さんが来ていた。
．
和也「ちょ、大丈夫？」
「…あ…、」
私はいきなりのことで声が出ない。
智「…んー？何がー？」
大野さんが私のかわりに答える。
和也「いや、すげぇ音したから…。」
智「あ、大丈夫大丈夫。…それよりさ、あの女の人、まだいるの？」
．
大野さんが香澄さん…を見ながら二宮さんに聞く。
和「あー、ごめん、もう帰ってもらうわ。流石に連日長居しすぎだしね、アイツ。」
．
智「…そ？…いや、毎日来られてずーっと、ニノ独り占めされたら嫌だなー、って思ってたの。」
．
アイツ……、香澄さんは、どういう想いで毎日この場所に足を運んできてるのだろう。
略奪。
略奪…だなんて。そもそも香澄さんの情報なんて二宮さんの元カノ…くらいしか、私は知らない。
･
和「…何だよ、それ笑笑」
智「割と本気だかんね。笑」
和「いや気持ち悪いわ笑」
･
恋ってなんなんだろ。
わからないことだらけでわからない。
･
･
私は何がしたいのだろう。
二宮さんに想いを伝えたい？
二宮さんから香澄さんを離したい？
･
私の脳内は既にキャパオーバー寸前…
･
大野さんが気遣ってくれて発する言葉も、
私をドキドキさせる、あの柔らかい二宮さんの声も、
･
気づいたら、
何も、
聞こえなくなってた。
･
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
