女 ページ12
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葉月「はぁ？！香澄さんが店に来た？！」
「…うん。」
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昨日はあのまま、コーヒー1杯、ココア1杯をそれぞれ飲んだ後、普通に帰った。
特に、香澄さんの話をするわけでもなく、ね。
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そして現在、とりあえず葉月ちゃんに相談しよう、と思って私の家でトーク中。
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葉月「…なんで今更、和の前に…！」
「よくわかんないけど…、なんか…会いたかった、って二宮さんに抱きついて…」
葉月「え？！」
「…こんなこと言える立場じゃないけど、正直むかついちゃって…」
葉月「…あの女、どういうつもりなの？！」
葉月ちゃんは相当香澄さんにいい思い出がないみたい。
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「…でも、ホントにどういうつもりで会いに来たんだろう…」
葉月「うーん…、まぁ、あの女のことだからヨリ戻しに来たり？」
「え…」
葉月「…でも都合の良すぎる話なのよ、それも。」
「どういうこと？」
葉月「……元々あの2人が別れた原因はね、あの女の浮気なの。」
2人が別れた原因が浮気……
香澄さんの浮気が原因………
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葉月「和っていう彼氏がいながら、他校の生徒とも付き合ってたの。」
「…なんで、そんな…」
葉月「…和は本当に好きだったんだよ？香澄さんのこと。でもなんとなく噂でだけど、香澄さんのそういう…浮気してるって話が流れてきて…、だけど！…だけど、それでも和は信じたんだよ、香澄さんを。」
心から、好きじゃない人には…そんな対応出来ない。
二宮さんは本気で香澄さんのことが好きだったんだ。
葉月「…でも結局、香澄さんは和のことを振った。和のことを裏切った。私も雅紀もずっと和が心配だったけど…少しずつ回復してって、もう大丈夫、ってなってる時に…。」
「………」
葉月「…何考えてるのか知らないけど、私は許さない。和を傷つけたあの女を許せない。」
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学生時代、二宮さんに好意を抱いていた葉月ちゃんは、二宮さんには香澄さんがいるからってあの頃自ら身を引いた。
それは辛い決断だったけど、二宮さんの幸せを願ってこその行動だったはず。
でも、幸せを願っていたはずなのに、二宮さんは傷ついた。
許せないのは…当然のことだと思う。
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そして私も…、そんな話を聞いて、もうあの人と二宮さんが一緒にいるところなんて見たくない、そう思った。
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
