出来事 ページ2
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「…私…、ここにきてやっと分かっちゃって。」
葉月「え…？」
「好きな人に好きな人がいるのに想いを伝えるのは簡単じゃないってこと…。」
葉月「…え…」
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偶然に偶然が重なったのか。
あの時の私はただ今は二宮さんには会いたくない、その一心で。
急に現れた二宮さんを見て、逃げなきゃ。顔をあわせれない、いや、あわせたくない。そう思って。
葉月ちゃんの優しさに甘えてトイレに逃げ込んだ。
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とりあえず個室に入ったけど。いつ出るか、とか。どれくらいに行ったら鉢合わせしなくて済むかな、とか。そんなことばっか考えてた。
そしたら、女子の2人組？がトイレに入ってきて。恐らく鏡を見てお化粧直しかなんかしてるんだろうけど。
それからその女子達によって繰り広げられる会話。
それが衝撃的内容だった。
｡
『ねえ！さっき見た？！二宮くんと相葉くんいたんだけど！』
『え？！ほんと？！…え、でもなんでここら辺にいんの？』
『…さぁ？なんか誰かに用があったんじゃない？あ、てかショックなんだけどさ〜…』
『あ！二宮くんでしょ？』
『そうそう…、え、なんでわかんの？！笑』
『大分、噂広がってるでしょ！』
｡
『…二宮くんに好きな人がいたなんてさぁ。』
。
ピキ…と、私の中の何かが音を立てて崩れていく。
あぁ、こういう気持ちだったんだ。
葉月ちゃんはこういう気持ちだったんだ。
私、なんてことを言ってしまったのだろう。
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「…私の方が謝らなきゃダメなの。気持ち伝えちゃえばいい、なんて簡単なこと…大変だって今気づいて…ごめんなさい…。」
トイレに言ってからの話を全て葉月ちゃんに話した。
また私は葉月ちゃんに甘えて、でも今ならもう葉月ちゃんの気持ち少しはわかるかな、なんて。
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葉月「はぁ…、馬鹿だね、Aは。笑」
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でも、葉月ちゃんは私の何倍も上手だった。
何倍も寛大だった。
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ゆっきーな(プロフ) - かえでさん» コメントいただいていたのにとっても返信するのが遅くなってすいません…私生活の方が結構に忙しくて全然更新できていませんでした。これからも忙しいのですが、もし見てくださっているのならばその期待に応えられるよう頑張りたいと思っています！ (2021年1月19日 12時) (
レス) id: fa837ac748 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続き待ってます (2019年11月23日 5時) (レス) id: b20c0dc093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーな | 作成日時：2017年2月1日 20時
