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title-１０ ページ12
『OK、ロック解除した』
真央ちゃんからイヤホン越しの声。
｢っよっと｣
山猫さんが押すと、ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ、と 重い音がして、目の前にある扉が開く。
｢ﾊﾟﾝﾄﾞﾗの箱の中身とご対面♪｣
中には、一面の馬鹿でかい本棚の壁。
｢…凄い｣
｢三手に分かれて資料探すぞ｣
｢はい｣
山猫さんと勝村さんと私で、結城の情報を探す。
｢…これじゃないですか？｣
勝村さんが一冊の薄い冊子を私達の前に開げた。
｢……結城は死んだことになってる。その後の話は特に無い…か。収穫っていう収穫はねえな｣
｢残念ですね｣
｢うーん…。ま、これは頂いてくか？っし、帰るぞ｣
ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ …
｢!!!｣
後方から、再びあの音。
｢…犬井刑事｣
開いた扉から、犬井刑事がﾆﾀｧと笑って私達を見ていた。
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革ベルト
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2016年3月23日 17時
