その137 ページ43
『あの…これちょっと露出多すぎません?』
有「あら、セクシーでいいじゃない!」
有希子ご夫人が選ぶ服は露出が多い!胸元開きすぎじゃない⁉とか、ずり落ちないか心配!みたいな服ばっかり。
露出はあまり好きじゃないからセクシー系の服は絶対に選ばない。ヒロが着てほしいって言ったら着るかもしれないけど…
でもせっかく有希子ご夫人が選んでくださった服だから、露出多めの服もカゴに入れた。
それからも有希子ご夫人は私に試着させた服を次々にカゴに入れていき、そのままレジに直行した。
有「はい、これ全部Aちゃんにプレゼントするわ。」
『えっ⁉これ全部ですか⁉』
有「そうよ。Aちゃんにはうちの新…じゃなくてコナンくんがお世話になってるからね。」
『そんな、こっちのほうがお世話になってますよ。』
有「でも京都から東京まで車で送ってくれたんでしょ?それにAちゃんて優しいしかわいいし何かプレゼントしたくなるのよね。」
もう買ってしまったし断れないからありがたく頂戴した。月長石だけでなく、有希子様から大量の洋服をいただくなんて本当にいいのだろうか。
有「お友達とはどこで待ち合わせ?送っていくわよ。」
『ありがとうございます。警視庁前までお願いします。』
有希子ご夫人に警視庁近くで降ろしてもらった。
有「じゃあ、今夜うちで晩ごはんごちそうするから夕方には帰ってきてね!」
『わかりました。楽しみにしてます。』
警視庁前で待ち合わせの人物を待つ。さすがに私服では中に入れない。
佐「Aちゃん、待たせちゃったわね。」
『すみません、昨日の夜急に連絡したりして…』
待ち合わせをしていたのは佐藤さん。佐藤さんと仲直りしてから、伊達さんたちのお墓参りに行きたいと伝えてあったのだ。
佐「高木君も一緒だけど、いいかしら?」
高「お久しぶりです、羽田さん。」
『伊達さんは高木さんの教育係ですし、もちろんいいですよ。』
佐藤さんの車でまずは伊達さんのお墓に向かった。
佐「高木君、お昼食べてないからコンビニに寄ってもいいかしら?」
『はい、私もコンビニに用事があるので。』
コンビニに入ると、高木さんが簡単に食べられるパンとかを選ぼうとしたので、割り箸がついてくるお弁当を食べるように薦めた。私はレジで同じ煙草を二箱買った。
佐「Aちゃんて煙草吸うの⁉それも二箱ってけっこうな量じゃない?」
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年5月28日 18時