【名探偵コナン】重なる未来３ (ページ41)

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その135 ページ41

『ねぇ、なんでコナンくんも一緒に来るの？蘭ちゃんに博士さんの家に泊まるとか嘘ついてまで。』

コ「昴さんの家は博士の家の隣だから嘘はついてないよ。」

『それと沖矢さんの私と話したいことって何ですか？コナンくんが来たことと何か関係あるんですか？』

沖「着いたらわかりますよ。」

沖矢さんの車で到着したのは、この前コナンくんを送りとどけた博士さんの家の隣。表札には「工藤」と書かれている。

『工藤？まさか…』

コ「えへへへ…」

コナンくんはわざとらしそうに笑った。これはもうコナンくん＝工藤新一の等式は成り立ったな。

ん？待てよ。新一くんの家なら、ここはかの有名な工藤一家の家…ということは工藤優作大先生のご自宅⁉

そわそわしながら沖矢さんに続いて家に入ると、すぐにリビングに通された。

優作「はじめまして。この家の家主、工藤優作です。」

有希子「妻の有希子でーす！」

リビングにはまさかまさかの人物がいらっしゃった。その人物とは、私の尊敬する工藤優作大先生と私の憧れ有希子ご夫人！

『えっ嘘！えっ⁉ええっ⁉』

あまりのことに言葉が出てこない。語彙力の欠如とはこういうことか。

コ「A警部、そんなに驚く？」

『だって、お二人は今アメリカにお住まいのはずでは？』

優「少し事情があって日本に戻ってるんです。」

有「そんなに驚いてくれるなんて嬉しいわぁ。想像以上にかわいいわねぇ！」

『あっ、申し遅れました！私、長野県警捜査一課の羽田Aと申します！』

自分の名前も名乗らないなんて、なんとご無礼なことをしてしまったんだ…

優「彼(昴さん)から今夜あなたがここに泊まるということは聞いています。」

有「ぜひゆっくりしていってね！」

『は、はい！ありがとうございます！』

工藤優作大先生と有希子ご夫人にお会いできただけでなく、ご自宅に泊めてもらえるとは！

逆だ。ご自宅に泊めてもらえるだけでなく、お二人にお会いできるなんて夢のようだ。

お客様ということで一番にお風呂に入らせてもらった。工藤家の浴室広い！そしてさすがは伝説の大女優愛用のシャンプー！髪の毛さらっさらになったよ。

さらに、有希子ご夫人のパジャマもお借りしてしまった。これはクリーニングしてお返しせねば！

有「ねぇAちゃん、明日何か予定入ってる？」

『午後から友人と会う約束をしています。』

有「じゃあ午前中は空いてるのね。もしよかったら一緒にショッピングでも行かない？」