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1話 ページ2

メイside



ある日の昼下がり、私はルカと夕飯の買い出しにセントラル地区へやって来ていた。


ルカ)メイ!前、危ない

メイ)!?

ゴチン‼と大きな音がして、私は看板にぶつかった。

ルカ)大丈夫?

心配そうに私の顔を覗き込んだ。

メイ)大丈夫だよ!

ルカ)なんでずっと、ボーッとしてるの?

メイ)ごめん。……今日ってなんの日か、知ってる?

ルカ)っ! マナミの、こと?

少し遠慮しながら聞いてくるルカに、だんだん申し訳ない気持ちがこみ上げて来た。

この空気を壊したくて、わざと明るく言う。

メイ)あれ?勘違いだったかも。だから、忘れて。

ルカ)………そっか、じゃあ帰ろう。

メイ)うん 早く帰って晩御飯の準備しないとね。




何事も無かったかの様に、並んで歩きだす2人は寂しそうな背中をしていた。




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作者名:ぴーちゃん | 作成日時:2017年4月23日 8時

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