姫君の召使 ページ24
「アリス、失礼のないようにな」
きっくんはそう言い、その場を離れた。
「えっ…」
てかこの姫君可愛くないし。
「はぁ……疲れたわ…
アリス、そんなに気を使わなくて良いわ
あんな風に見せないと母上が五月蝿いからああやってるわけだし…」
何、この人。
「ちょっと待って下さい、姫君様」
「何よ?」
「その様やめなさい、鬱陶しい」
一匹狼ですか。
俺には縁のないタイプだな。
「わ、分かりました」
「分かればいいのよ?アリス?」
嫌いだ、こういう人は。
「はぁ…」
お茶を飲む姫君。
そして召使の俺。
なんでこんな風になってしまったんだ?
そう思うが逃げることなど出来ず。
もしかしてこれからここの国の姫君の召使として住んでいくのか?俺は。
そんなのはいやだぞ。
「アリスってば聞いてるの?」
「あ、なんでしょうか、姫君」
「アリスは紅茶飲むのかしら?」
「ダージリン程度なら」
「何よ、その程度って
意味分からないわ」
意味分からなくてすいませんね。
「まあ、アリスにあげる紅茶なんてないからね」
期待してないから良いですよ。
「所でアリス、何故私の召使になったのか分かる?」
「……分からないです」
この人お喋り好きなんだろうな。
「闇に関わったからよ」
…………………
更新しましたー_(┐「ε:)_
ラッキー紅茶
バイカル
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作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時