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気づくと渡辺さんと目黒さんが私の両隣にいて、会社と似たような座り順になっていた。
岩「慣れそう？」
『はい！みなさん優しくて面白いので…』
岩「よかった」
斜め前に座っている岩本さんがふにゃっと微笑む。
岩本さんって笑うと可愛いな。
目「あ、やべ…ちょっと電話してくる」
そう言って目黒さんが慌てたように立ち上がって出ていった。
向「めめほんま大変やな〜」
佐「いつものことじゃーん？」
ラ「僕ならもう別れてると思うけど」
別れてる…？彼女いるのかな…まあいるよね、あんなにかっこいいんだもん。
深「目黒の彼女、やべーんだよね。人の彼女悪く言いたくないけど、結構束縛激しくてさあ」
『そうなんですか…』
深「ショック？」
『いやいやそんな！』
深「じゃあ俺にも勝ち目はあるね」
『えっ？』
深「Aちゃん、俺のタイプだから」
そう言ってビールを飲むとお酒なのか照れているのか分からないけど、少し赤くなった顔で微笑むふっかさん。
あー…私もなんだか、お酒が回ってきた。かも。
「ふっか抜け駆け禁止」
グイッと引っ張られて抱き抱えられるような状態になって振り返ると渡辺さん。
深「なに、翔太本気？」
渡「別になんでもいいだろ」
そんな会話を聞きながら、ふわふわする。
「ねえ、俺は本気だから」
そう耳元で囁く声。
たぶん、ふっかさん。
宮「Aさん、ふらふらじゃない？大丈夫？」
阿「こりゃそろそろお開きかなー」
誰の声も耳に入らなくなってきて、そこで私の記憶は途切れた。
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作者名：momo | 作成日時：2022年7月5日 11時
