『第51話！修行7日目(2)』 ページ7
「えっおい待て……なんて？」
『21世紀の日本から来ましたイェーイ』
「……は？ハァーーーッ？！じ、ジョースターさんッ…こいつ、正気なんですかァ？」
「う、ウン…それがね……ホントらしいんだよ…」
ジョースターさんは、どんな表情をしていいか分からないようだ。ばつが悪そうに笑っている。
『イェア。…証拠？"スマートフォン"って呼ばれてる文明の利器、見る？』
「……は？板？…鉄かァー？うわ動く…え？うわ……すっげ……………アレ？じゃあよォ…ジャックが向こうについちまった…ってのも、Aは分かってたってことなのかァーッ！？」
『いや、ヤツの件は完全に失念してた。助かったぜ、スッピー』
しょぼくれるスッピーを宥めながら、私たちは改めて対ディオの策を練った。
練ったとはいえ、相手の力は未知数。しかも、2年も経っているから、私の記憶も頼りない部分が多い。策は"ガンガンいこうぜ"みたいな大雑把なモノになってしまった。
ちなみに言うと、私はディオの潜伏先の地名を忘れてしまっていた。記憶力がトリ並みなのである、しょうがないよね。使えない未来人でスマン。
そして時は、夜までキンクリである。
私は、何故かワンチェン…つまり、あの中国人が来るのは覚えていた。
あいつはハッキリ言ってザコである。だが、私の記憶力もザコなので、これを覚えていただけでも大金星ってことにして欲しい。
そうなのだ、今のところのあいつは脅威ではない。だが……いや、あとで考えよう。また今度、陽のあるときにでも。
ワンチェンとジョースターさんの勝負は、ほんの数秒でカタがついた。ジョースターさんの大勝利だ。
腕の関節を外し、より遠くの相手までパンチを届かせる事のできる荒技、ズームパンチ。彼はそれを、たったいまマスターした。
ちなみに、私は出来なかった。私の場合、効果の違う波紋を３つ以上同時に使用する必要があるみたいなんだが……流石にソレはツェペリさんでもやった事がないというのだ。
ここでやってのけたらカッチョイイんだろうが、出来なかったのはまぁ…普通、とのことだ。
ワンチェンをワザと生かしておく事で、私たちは次の目的地、つまりディオの潜伏先を見つけることができた。
ウインドナイツ・ロット……風の騎士達の街。
『第52話！ロットへ(1)』→←『第50話！修行7日目(1)』
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リリィなモモ(プロフ) - つ、続き！待たずにはいられない！ (3月4日 6時) (
レス) @page43 id: 6ff453207e (このIDを非表示/違反報告)
BOOK&「(.-. )」 - 更新頑張ってくれ！応援してます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 2cdf88906a (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - アリアントさん» ア"ッッ…作者自身が脳内でそう呼んでいた為、完全に失念していました…。出会ったとき、「スッピー」と呼んでいいかと確認していたと、そういう事にして下さい……。ご指摘ありがとうございます。 (2017年12月2日 20時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
アリアント - そういえば、スピードワゴンさんスッピーって言っても何にも言わないんだね。 (2017年11月12日 20時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年6月25日 20時
