『第50話！修行7日目(1)』 ページ6
修行開始から、7日目の昼下がりの事である。
昼メシを食べた後ウトウトしていたら、笑い声で目が覚めた。
見ると、ディオについて嗅ぎ回ってくれていたスッピーが、報告兼談笑に来ていた。
ジョースターさんとスッピーは、ホントに男子かよおまいらってぐらいにキャピキャピとハシャいでいる(※Aビジョン)。すごく…キラキラです…
「おおAッ！やァーっと起きたか！実ァついさっき、新しい情報が手に入ったんだがよ……」
『おうおう、スッピー。お疲れちゃん。…新しい情報って？』
「コレ！これを見てくれ」
そう言ってスッピーが取り出したのは、ちょっと前の新聞の切り抜きだった。
『"JACK THE RIPPER DID AGAIN！(切り裂きジャック再び！)"…？あーッ、コレ私も見たわ、女のコばっかり襲うんだろ。気に食わないクソヤローだなホント。』
「お、おう…で、次にコレだ」
『ふぅーん…一週間前の記事……。………待って読めねぇ…長文ヤだ……』
「じゃあさっきのはなんで読めたんだ？字が読めないなら…」
『1時間かけて熟読したんだよッ…母国から取り寄せさせて頂いた、英和辞典を使ってな…実は英語生活2年目なんだよ…』
「え、そうだったの？いちじッ…！？おう…それァ………大変だったな…ウン…悪かった、な？元気出せよ」
『おう…で、なんて書いてあんの？』
「"切り裂きジャックの犯行は、ちょうど一週間前から止んでいる"んだとよ。で、えーと…"警察当局は、ジャックの捜索、逮捕に向けて"…云々……。まァ、ざっくり言うと"切り裂きジャック、どっか行っちまったぜコンチクショー"。」
『"切り裂きジャック、どっか行っちまったぜコンチクショー"。』
「で、だ。ちょいとそこのヤツらに吐かせ…話を聞いてみるとだな……どうも、ヤツの犯行がピッタリと止んだ日の前後…車椅子の怪しいヤツと、それに付き従う東洋人の男がよ、夜の闇に消えていった……ってなウワサがあったらしい」
『車椅子…そいつの容姿…ローブを被ってた、とか…そんなカンジ？』
「？…あー、そんなことも言ってたなァ」
『じゃあ…ツェペリさん、ジョースターさん、ビンゴだ』
そう言うと、両人は頷いた。が、納得できない男がひとり。
「おいッ！ちょ、ちょっと待てッ！な、なんでお前が言い切るんだッ！？」
『言ってなかったパティーンだった…？私が未来人だったって……』
「えっ」
途端、スッピーがすごく素っ頓狂な顔になってしまった。まぁ、当たり前である。
『第51話！修行7日目(2)』→←『第49話！ちょっと待って』
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リリィなモモ(プロフ) - つ、続き！待たずにはいられない！ (3月4日 6時) (
レス) @page43 id: 6ff453207e (このIDを非表示/違反報告)
BOOK&「(.-. )」 - 更新頑張ってくれ！応援してます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 2cdf88906a (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - アリアントさん» ア"ッッ…作者自身が脳内でそう呼んでいた為、完全に失念していました…。出会ったとき、「スッピー」と呼んでいいかと確認していたと、そういう事にして下さい……。ご指摘ありがとうございます。 (2017年12月2日 20時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
アリアント - そういえば、スピードワゴンさんスッピーって言っても何にも言わないんだね。 (2017年11月12日 20時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年6月25日 20時
