『第88話！新たな…(2)』 ページ43
チラ……と、またジョースターさんのほうを見る。あ、あっちももう終わってら。…って！！！ダイアーさんとツェペリさんが熱い抱擁をっ！！！！…そうか。そっか。…どうしよう、なんか涙出そう………
ちゃんと一応、ストレイツォさんに自己紹介と、とりあえずのお礼をし… 抱き合ってる御仁らのもとへ寄る。あ、そんなことしていたらスッピーも寄ってきた。
『ええと…お初にお目にかかります。私は…』
「あぁ〜ッ………いい、いい…そっちがジョナサン・ジョースター。そしてそっちが、あ〜〜っ…Aとやら……というわけだ…」
ダイアーさんに自己紹介をと思ったら、陰からのそりと現れたご老体が、私のセリフをブッたぎった。彼は………もしかしなくても！トンペティ老師！！！
「ええ、そのとおり…ですが、どうしてそれを？」
ジョースターさんが老師に訊く。老師は、懐から手紙を取り出しペロッと振ってみせることで、その問いに答えた。……し、シブいぜ…
ひとり感嘆に震えていると、こんどはツェペリさんが進み出る。
「師よ、協力に感謝します。」
「なぁに…吸血鬼がふたたび世に現れたというのならな〜〜っ…このトンペティも出向かねばなるまいよ」
それに、と老師がこちらに目配せをする。
「このふたりについて、知っておかねばと思ったのも…わしが足を運んだ理由のひとつよ」
この、ふたり。ジョースターさんと……アッ、エッ私？もしかして私…も？
おもわず『はい？』と素っ頓狂な声が出る。老師からは…ニッコリ。そうとしか表現できないような、なんとも素敵な笑顔が返ってきた。
老師の手を掴む。かつてツェペリさんもやったというコレ。名称はわかんないが……つまり波紋を使う、いわゆるコレ。
「遠路はるばる来たな〜っ……して、お前さんの運命は…」
老師に顔を覗き込まれる。気のせいか、全てを見られるような感覚が駆け巡り……ゴクリと、思わずツバを飲みこんでしまう。
と、ビリッ！と…覚えのある刺激が身体を走った。
「長い…永〜〜い……旅をすることになるだろうて…それも、気の遠くなるような……経験と、枝分かれを繰り返すのだ」
『長い…？』
「永〜〜い旅を、な……おまえさんが望まずとも。」
はぁ。………はぁ。いや、申し訳ないがマジにあんまり理解できないぞ？ナウで理解できてないぞ？…長い旅だって？望まずとも？
老師は、そんな私の心を見透かしてか「いずれ分かろう」と笑う。
いや…あの……笑い事ではないが……？
続く (更新停止中)
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リリィなモモ(プロフ) - つ、続き！待たずにはいられない！ (3月4日 6時) (
レス) @page43 id: 6ff453207e (このIDを非表示/違反報告)
BOOK&「(.-. )」 - 更新頑張ってくれ！応援してます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 2cdf88906a (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - アリアントさん» ア"ッッ…作者自身が脳内でそう呼んでいた為、完全に失念していました…。出会ったとき、「スッピー」と呼んでいいかと確認していたと、そういう事にして下さい……。ご指摘ありがとうございます。 (2017年12月2日 20時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
アリアント - そういえば、スピードワゴンさんスッピーって言っても何にも言わないんだね。 (2017年11月12日 20時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年6月25日 20時
