『第83話！変える力(7)』 ページ38
まず、呼吸だ。呼吸を整えないと…。 ただ焦っていても、何もはじまらない。
いまだすこし引き攣る胸を押さえ、もとの呼吸にもどす。…ちくしょう、だいぶダメージになっている。いや、私はいいのだ。だがいまのスッピーをこの季節、長時間ここに放置したりなんかすれば……
とりあえず彼を仰向けに寝かせ、気道の確保をした。脈はある。
そういえばスッピーをこんなにした元凶はなんぞ、と見回してみた。ら、タルカス…だったものの近く、血のついた太い鎖が転がっていた。あれか。あれが、私たちを吹っ飛ばしたのか。………クソ…
『ツェペリさん！スッピー、波紋を流せば…なんとかなりますよね？』
「いや…背骨の損傷を伴う重傷じゃ、今の消耗した我らでは治せんだろう……」
『そう、ですか。……じ、じゃあ…どうすれば？』
時おり弱く呻くスッピーのそばにしゃがんだジョースターさんも、ツェペリさんを見つめている。
私は、いつのまにか横にいたポコ君を、思わず強く抱きしめ、頭を撫でた。あぁ、この子は無事だ。本当に良かった。(彼は、勇敢にもハシゴを見つけてきて、自力でここに降りてきたらしい。)
「ウム… やはり、アレを使うしかないか」
『アレ…とは、
「いや待て待て待てッ！先走るんじゃない、まだなにも言っとらんわ！…いいか、お前の推測はおおかた合っておるが、少し違う…… A、今回はちと特別なことをするのだよ。」
『特別なこと。』
「そう！まずは手を繋いでだな…あぁそれと、ジョジョ！こっちに。」
『…なんか、フォークダンスみたいですね…』
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リリィなモモ(プロフ) - つ、続き！待たずにはいられない！ (3月4日 6時) (
レス) @page43 id: 6ff453207e (このIDを非表示/違反報告)
BOOK&「(.-. )」 - 更新頑張ってくれ！応援してます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 2cdf88906a (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - アリアントさん» ア"ッッ…作者自身が脳内でそう呼んでいた為、完全に失念していました…。出会ったとき、「スッピー」と呼んでいいかと確認していたと、そういう事にして下さい……。ご指摘ありがとうございます。 (2017年12月2日 20時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
アリアント - そういえば、スピードワゴンさんスッピーって言っても何にも言わないんだね。 (2017年11月12日 20時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年6月25日 20時
