『第81話！変える力(5)』 ページ36
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Aの計画(?)通り、双頭竜の間の天井の支えは崩れ、戦闘が始まった。
姉より歳上の女性の、ほぼ無計画としか言いようのない行動を見て、ポコは一瞬ポカンとした。
でも、冷たい風にハッと気づき、あたりを見回してぶるっと震えた時、この状況の怖さを思い出した。アッと思っても遅く、温かくてほんのり黄色いものが、靴の先まで濡らしていた。
「だってしょうがないじゃないか！こんなところでひとりぼっちだなんて……」
誰にともなく言い訳をして、座り込む。下では3人がバケモノと戦っているので、その声も響くことなく終わった。
そうしたら、ひとりぼっちがもっと怖くなって、だんだん泣けてきた。
でも、そういえば、ぼくのうちはどうなったんだろう。あのバケモノの量…しかも、それと戦えるでっかいにいちゃんたちは、バケモノのでっかいのに手間を取られているんだ。………
「やだよう……」
また泣けてきた。こんどはちょっと涙もでた。
でも、ほんとうに、ねえちゃんやとうちゃんがやられるのは嫌なんだ！それくらい、嫌なんだ！
いつも、いじめっ子から守ってくれた、ぼくのねえちゃん。
ぼくが、いま…こわいのは……
そして、ギュッと目をつぶって、覚悟を決めた。
「はやく…ねえちゃんたちを、こんどはぼくがまもるんだ！」
そう呟いて、暗闇に向かって走りだした。とちゅう、重そうなハンマーを見つけたんで、ちょっと借りることにした。
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確かに、奇襲は成功した。タルカスとジョースターさんのの鎖にもダメージが蓄積し、もうちょっとで壊れる…というところまでこぎ着けた。
でも、あいつの圧倒的パワーがヤバすぎる。室内、しかも相手に痛覚がないようでは……！このままではジリ貧ってヤツだ。ヤバい、ヤバい、ポコきゅんがいつ持ってきてくれるか、というか持ってきてくれるかどうか、まず安全なのかすら疑わしくなってきたぞ。
ウッ………そう思ったらポコきゅんが心配になってきたッ！無理、そういうの無理だから！頼むから安全でいて！一生のお願い！マジにコレ一生のお願いだからッ！
そう思ってると。
ズンッ
でっかい鎧が目の前に落とされた。ざっと目分量で、タルカスのと同質、サイズも同じだ。
バッと上を見る。
「どうぞ！
『ムッ、ちっちゃくは…！…まぁあいっか…。ありがとう、ポコくん！スグ片付けて、迎えに行く！』
ちっちゃい、に抗議したかったが、堪えてグッドサインをした。
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リリィなモモ(プロフ) - つ、続き！待たずにはいられない！ (3月4日 6時) (
レス) @page43 id: 6ff453207e (このIDを非表示/違反報告)
BOOK&「(.-. )」 - 更新頑張ってくれ！応援してます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 2cdf88906a (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - アリアントさん» ア"ッッ…作者自身が脳内でそう呼んでいた為、完全に失念していました…。出会ったとき、「スッピー」と呼んでいいかと確認していたと、そういう事にして下さい……。ご指摘ありがとうございます。 (2017年12月2日 20時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
アリアント - そういえば、スピードワゴンさんスッピーって言っても何にも言わないんだね。 (2017年11月12日 20時) (レス) id: e93aa7ac9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年6月25日 20時
