地味なヘアメイクさん＿の素顔は？

あなたは誰ですか？ ページ16

ASide

はぁ〜いっぱい歌ったな！
私よ、成長したな！なんって〜笑笑

よし、そろそろ楽屋に戻らんとな〜

『よし、行こ』

？？「ちょっと君いい？」

『わ、私ですか？』

な、な、なんだこのサングラスをかけてる明らかにイカツそうな人は！？
ふつーに怖いんすっけど・・・

？？「あ〜君だ」

『何のご用ですか？』

？？「君歌に興味ないかい？」

『私は、・・・』

　 "歌うのが怖い"
だって、不幸な歌声なんでしょ？
そんなの誰も聞いて幸せになんないよ！

？？「そうか」

『へぇ！？』

？？「ん？」

いやいや、なんで分かったような顔しとるん？

？？「だから、歌うのが怖いんでしょ？」

『っ！』

な、なんで！？知っとんのーーー

？？「ハハハ心の声丸出し！笑笑」

『あっ！苦笑』

？？「なんで怖いの？」

『・・言ってもなんも変わりませんよ』

だってあん時も変わらんかったやん・・

？？「変わるよ」

『え？』

？？「未来はきっと変わるよ」

『変わりませんよ。もう私の未来は』

？？「それは、どうかね？フフッ」

『どーゆう意味ですか？』

なんなんこの人！？

？？「あんたは、過去の自分から逃げてるだけじゃないか？」

『っ！なんにも知らないくせして！』

あかんキレてもうたわ

？？「あ〜そうだな俺は何にもお前の事なんて知らないよ。だって過去の事もなんにも知らないでもな、お前は、あんなに綺麗な歌声を持ってるんだぞ？」

『っ！』

初めてだ。綺麗な歌声と言われたのは・・

あの時、以来

？？「歌うのが怖い？なんだって甘ったれんなよ！」

『さっきから、なんなん？知ったような口して私の心の中をえぐらないで！』

？？「お前は、１度でも誰かを信じた事があるか？」

ーーー1度でも？ーーー

『ありますよ。でも裏切られました。もうあれから人を人間を信じる事が怖いんです！』

？？「なら、俺にかけてみないか？もう１度」

『はぁ？』

？？「どうだ？」

『で、でも、う、歌うのがやっぱり怖いんです。自分の歌声を聞くのが怖い。』

？？「なぜだ？」

と？？さんは優しい微笑みをして私に言った
この人には私の過去の１部分を見せてもいいと私の心が素直に言った。

『話してもいいですか？私の過去』

？？「あー！もちろん」

『スゥーーー分かりました。』

歌うのが怖いんです。　過去編→←アイツの本性　　作者から

ラッキーアイテム

イヤホン

ラッキーメンバー（LDH以外も）

白石麻衣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す