38 菅原side ページ39
大地と電話した後、夕飯を食べ、お風呂に入って宿題した。今はベッドの上。
朝来てた中学校の体操服を着て寝ることにした。
こんだけサラッと言ったが、食事は大変だった。
瀬見くんの妹がめっちゃ話してきたから。
全部に相手したら、『英太が全部相手するなんて珍しいね。』とお母さんに言われる始末。
まだまだ瀬見くんは掴めない。
今はベッドの上。
今日を振り返りながらウトウトしていると、いつの間にか俺の意識は途絶えていた。
、
、
そこはバレーコートだった。
俺は白鳥沢のベンチにいる。
烏野と試合中のようだ。
烏野のセッターは影山じゃなくて瀬見くんだった。
………なんか、全ての歯車が噛み合っているように見えた。
あの白鳥沢が烏野に圧倒されている。
ウシワカでさえも。
………すごい。
瀬見くんのセットアップはすごかった。
天童くんを全く寄せ付けない。
川西くんを翻弄させる。
「白布ーーーーーーーーーーーーーー!!!!何怖い顔してんだ?落ち着けーーーーーーーーー!!!」
気付いたらそう声を出していた。
俺は今白鳥沢の選手。
ならば白鳥沢の奴らを精一杯応援しなければいけないのではないか。
「スガはすげーな。」
隣にいた山形くんがそう言った。
「さっきまであんなにイライラしてた白布がいつもの冷静な白布に戻ったよ。スガの一言で。やっぱお前がいると心強いわ。」
…え。そんな感じだったの俺。
するとテクニカルタイムアウトで、ウシワカ達がこっちに来た。
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アヤ - めっっっっちゃ面白かったです!続き期待してます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 1dbd6d09c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイカ | 作成日時:2017年3月25日 0時