ノモセの看板娘ちゃん２【ポケモン】 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:12,995 hit

46 ページ8

嫌な客が来た

折角姉さんと二人だと言うのに

それにこの人さっきからずっと質問に答えてくれないし、

「そういえば弟がいたって、、まさか君だったとは！」

「、、、、」

一体何故この人はここに来たんだろうか

部屋の片付けに入ったはいいものの、ずっとこちらを見ている視線が気になって仕方ない

「あ、あの、、、？」

「、、、、」

どうやら大分訝しんでいるようだ

「、、、どうせ、似てないとか思ってるんでしょう」

「！」

ほら、図星だ

全く、兄弟揃って好きになれませんね

ーーーーーーーー

似てない、、、、いやでもどこか似ている？

確かによく見れば、髪や目、肌の色も共通点は幾らでも見つかるのに

纏う雰囲気がまるで違いすぎて言われるまで全然わからなかった

不思議だなぁ、、、とつい見過ぎてしまったようで

「そういう貴方は、弟とまぁ似てますもんねぇ」

「そ、そうか」

「フッ、」

なんだ、ちょっと小馬鹿にした笑いだ、、、どうしよう、仲良くなれるのか、、、？

水浸しの床を拭き終わって、荒れたテーブルの上の食器を纏めて片付けを終えたビートくん

とても手際が良く、手伝おうと言っても断られた

「これで聞くのは最後ですが。どうしてここに来たんですか？」

答えるのが難しいな、、、不安で混乱して仕事を放ってまで来てしまった

「、、、、理由もなく会いに来ちゃダメか」

「、、、、、、、、ハァ？アンタ、姉さんの何なんだ」

どんどん口が悪くなっている、、！？

これは正直に言うべきか、言わないほうがいいのか？

ーーーーーーーーー

あーーー、折角ダンデもビートも来ているのに

早く戻って3人で話したいな

「お待たせ！ごめんね片付けして貰っちゃっ」

「ぼ、僕は！絶対認めませんから！！！！？！」

「どうしたの、」

戻ってきた途端、物凄い形相で珍しく声を荒げて怒ってる(？)ビート

「あぁ、、！今日は、もう帰ります」

「ビートくん！待ってくれ」

「変なことしたらタワー燃やしますからね、、！」

私に目もくれず部屋を出て行ってしまった

あっ、でもすごい綺麗に片付いてる、、、

「、、、喧嘩しちゃった？」

「いや、、、何というか」

人見知りだったのかな

むむむ、と唸るダンデはなぜかタワーで着てる赤色の燕尾服で、お決まりのキャップだって持っていなかった

「ダンデはどうして来たの？」