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会場を出たところにダンデがいた
でも合わせる顔なんてないし、かといって放っておくわけにもいかないけど
「ごめん、しばらく1人にして」
どこでもないところに消え入ってしましたい
走り出したがすぐに腕を掴まれた
「ダメだ」
顔を見ると、さっきの怖い顔。なに？怒る？連れ戻す？
「私なんて、もう誰も構わないよ」
「、、、、俺は、Aに期待なんてしないぞ」
「、？」
「一緒なんだ、俺も。苦しいよな」
何を言っているのかよくわからない
「ダンデが、私と一緒、、？」
そんなわけないだろ、ずっと、愛されて育って、輝く才能を持つダンデは、私の欲しいもの全部持ってるんでしょ？
「俺は、たまたまチャンピオンになった。それからずっと最強で居続けているのは、周りがそう望むからで
きっとあの時負けていたら、今こうしてチャンピオンになれていなかったと思う
怖いんだよ、、、負けるのが」
！！やめて
「でも大丈夫だ、俺がAをわかったつもりでいる限り、1人になることはないから！」
これ以上私を悪者にしないで！
我慢していた涙が勝手に溢れ出した
ーーーーーーーーーーー
人気の少ないところに座って、気持ちが落ち着くまでお互いに黙ったままでいた
「ごめんなさい、、、」
「？何も謝ることないぞ」
安心させるような笑顔を向けるダンデをみて苦しくなる
「ううん、私ね、自分ばかり不幸で、苦しい思いをしているって決めつけて、自分で自分を追い込んでたのに、周りのせいにして、、、」
「俺が嫌いだったか？」
「えぇ、そうよ。妬ましいと、恨めしいとばかり思った」
ほら、最低最悪の人間。もう優しくしてくれる義理なんてないよ
「そうか。でも俺は嫌いじゃないぞ」
「どうして？」
「自分と正直に向き合っている、Aは本当に良いやつだと俺が思うからだ」
「、、、変なひと」
ここまで優しくされると、なんだか癪に触る！
「じゃあ私は、今からダンデに嫌なこと言うね」
「無敵のチャンピオン、ダンデはきっとこの先もずっと無敗のまま勝ち続けてしまうわ！私や他の人を救えても、自分は誰にも救われない可哀想なひと！」
「！？」
「でもいつかその座を引き摺り落とされて、一人ぼっちなるの。」
ダンデの顔が歪みはじめる
そう、それがみたかった
「同じ場所には私だけがいてあげる」
嫌な女が一緒な気分はどう？と手を広げた
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しゃくどう(プロフ) - 咲夜さん» ひゃ〜！ありがとうございますがんばります、、！ (2020年2月10日 17時) (
レス) id: 2ff8c79993 (このIDを非表示/違反報告)
しゃくどう(プロフ) - MOMOさん» 愛強くて嬉しいです笑笑もうそろそろ続編行かなきゃ、、 (2020年2月10日 17時) (レス) id: 2ff8c79993 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - えっ？なんですかこの話？めっちゃ好きです。ありがとうございます。これからも応援しています。 (2020年2月10日 0時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
MOMO - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年2月9日 8時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
しゃくどう(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» あれ、レス消えてましたごめんなさい！ありがとうございます (2020年1月25日 22時) (レス) id: 2ff8c79993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃくどう | 作成日時：2019年12月29日 0時
