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数時間前の熱狂はどこへやら
涙を浮かべてみたり、背を寄せ熱く語り合った者達も、それを持ち帰って今はもう静かに良い夢を見始めた頃だろう
夜のガラルは寒い
自分の他は誰もいない噴水周りも照らされているとはいえ、街路樹を揺らす風の音が心を寂しくさせる
寝付けないからって、馬鹿馬鹿しい
なんだかモヤモヤしちゃって仕方ない
外はシンオウの寒さを思い出してとても良い心地がする
とうに止まった噴水の水面を見つめていると、急に強い風が波を作った
ーーーーーーーー
複雑な心境を整理させるのは案外簡単だったが周りはそれを許していなくて
最後の最後まで俗に付き合わされてしまう自分が情けない
外へ出て少し、リザードンが急にどこかへ飛んで行ってしまった
アイツがいなければ帰ることもできないのに
走り回っていろんな所を探したが、結局そう遠く無い噴水周りに体を丸めていた
「リザードン！どうしたんだ急に、、、、って」
「！やっぱり、ダンデのだったのね」
夜風に長い髪を揺らして佇むA
彼女に喉を撫でられて目を細め幸せそうな顔をしているリザードン
どうしてこんな時間に、とか色々な疑問が浮かんだが
それも一瞬で全部消えていった
「A、、、俺」
一言出かかって、詰まった
今言わなきゃいけない
でもいざ確かめようとすると不安になる
「お疲れ様」
そう言って取ってくれた手が冷たくて、長いこと外にいたのが分かる
ふわりと香る彼女の匂いが嫌に甘くて、今まで忘れていた恐怖や、現実が一気に襲い掛かった
「、、怖かった？」
「実は、全然」
ついさっきまでは。
「、、、、、俺、もう、十分頑張った、、、」
何故か子供っぽく口走ってしまう
ちがう、言いたいのはこんな事じゃなくて
「えぇ、それはもう！、、、でも怖くもなければ、寂しくもならなかったんでしょう？
なら、私は」
違う
「そうじゃなくて！！！、、、Aが居てくれると、思ったから！何も怖く無かった
、、、居て欲しいんだ、君に」
「、、、！」
こんなに言葉がまとまらないとは思わなかった
伝わればいいのだが
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しゃくどう(プロフ) - 咲夜さん» ひゃ〜！ありがとうございますがんばります、、！ (2020年2月10日 17時) (
レス) id: 2ff8c79993 (このIDを非表示/違反報告)
しゃくどう(プロフ) - MOMOさん» 愛強くて嬉しいです笑笑もうそろそろ続編行かなきゃ、、 (2020年2月10日 17時) (レス) id: 2ff8c79993 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - えっ？なんですかこの話？めっちゃ好きです。ありがとうございます。これからも応援しています。 (2020年2月10日 0時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
MOMO - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年2月9日 8時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
しゃくどう(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» あれ、レス消えてましたごめんなさい！ありがとうございます (2020年1月25日 22時) (レス) id: 2ff8c79993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃくどう | 作成日時：2019年12月29日 0時
