これって三角関係なの…！？ ページ4
紅丸「チェル、どうしたんだ？お前は寝る時間だろう？」
チェル「……、」
チェルはゆっくりと口を開いた
チェル「お母さん、今とても可哀想なの」
紅丸「え？Aが…？」
チェル「紅丸がお母さんのこと好きだって言うのがね、お母さんにはどうしたらわからないって」
チェル「……お母さんは元々とても好かれやすいけど、紅丸の気持ちを踏みにじるようにはしたくないって」
紅丸「あまりわからない…」
チェル「わからなくても続けるね。」
チェル「お母さんは私が紅丸のこと好きなのをちゃんと知ってるから、きっぱり突き放したいんだと思う。」
紅丸「チェルがそれを伝えに来たのか?」
チェル「さっきお母さんとすれ違った。その時の顔はなにか困った様子だったから」
紅丸「それは……」
きっと俺のせいだろう。
Aは優しい奴だから精一杯やんわりと諦めさせようとしているんだ
チェル「……私は紅丸が大好きだよ…」
少し堪えた表情でチェルは部屋を出ていった
紅丸「好きな人も困らせて、俺って何やってんだろうな…」
━━━━━━━━━━次の日ィィィ
『………はっ！？』
目が覚めると、見覚えのある美少女が。
これ私の娘なんだよ凄ない
チェル「おはよう、お母さん」
『おはよ、チェル』
チェル「皆は今朝の温泉に向かったけど、少し話を聞いて欲しい…」
『……どしたの』
チェル「私は紅丸が好きなのに、紅丸はお母さんが好きで…どうしたら良いのかわからなくなっちゃったの」
『あらま…』
『私としてもどうしたら良いのかわかんないよ。私が好きなのはリムルとエミルスだし、チェルが紅丸の事好きで…色々複雑になっちゃってさぁ…』
昼ドラかよ〜
チェル「だからね、私の方から諦めることにしたの」
『！？なんで？』
チェル「私もお母さんが大好きでしょ？だから、紅丸がお母さんを諦めて、私の魅力に気付くまで、」
『よしよし…我が子は立派になったね』
優しく頭を撫でた
『さて、こんな暗い話は終わり！朝風呂に向かうよ〜』
チェル「うん！」
かわよ
━━━━━━━━━━━
次回！
「旦那達の会議」
デュエルスタンバイ☆
エミルス「なんか久しぶりだな、ここ」
『わかる〜』
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作者名：ハムスター | 作成日時：2024年1月24日 13時
