バレーボールとサッカーボール《ブルーロック×ハイキュー》 (ページ2)

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Episode１〜集められたEGOIST〜ページ2

澪side

今日、4月1日は私にとって…いや、ここに居る400人にとって大事な日であった。

？『やぁやぁ、才能の原石共。』

今喋っているのは絵心さん。世界一のスパイカーとストライカーを生み出すために派遣された人なんだって。

『……私も、早くみたいな……世界一のストライカーに世界一のスパイカー。』

？『俺は世界一のスパイカーになってみせるぜ!!』

？『俺も!!』

次々と走ってドアの向こうへと駆けていく選手たちを見ながら私も準備を進めていく。

絵心『来ないのか？後はお前らだけだぞ。』

後10数人……

？『俺は良いよ。疲れるの嫌だし』

？『俺もどうせ高校の間やるだけだし』

大体の理由は『世界一に興味が無いから』

絵心さんも止める気はなく、ろっくおふ…？とか言うので追い払ってる。

『……お前らの思う世界一のスパイカー、ストライカーはどういうのだ？』

？『え……まぁ、点をたくさん取る……とか。』

？『ストライカーとスパイカーだしな……点とるくらいしか思いつかn』

絵心『そうだ。今お前らの言った通り点を多く取るものこそが世界一。だがそれだけじゃない。1番大事な場面で、緊張した場面。その状況で迷わず撃ち抜ける者こそが世界一のスパイカーでストライカーだ。』

『迷わず……撃ち抜ける……』

？『俺がこいつを世界一にする！』

？『うへぇ……俺やりたくないって、、』

かっこ良いこと言ってる人が居る。
結局帰ってしまった人は5人ほど居たけれど、基本的にはこの会場の人を巻き込むことが出来た。……言い方悪いかな。

『それじゃあ、一旦荷物預かります。』

私もそれ相応の仕事をこなす。クビになったら一溜りもないからね。

荷物を預かった人にビブスと部屋番号と場所を伝える。

『…………あの、大丈夫ですか？』

？『あっ!?は、はい!!ちょっと場所が……!?』

めちゃテンパってる!?

『あの、どこの部屋で……？』

？『俺Aに行けって言われたんですけど……』

『あ、Aの部屋でしたらこのままあっちに真っ直ぐ行けば着きますよ。』

？『ほんとですか！あざっす!!』

その子は走っていった。……元気なことで笑

『さて。分からなくなる前に荷物分けちゃお。』

私はチーム内1人目の脱落者が決まるまで片付けをして過ごすことにした。