*続き ページ8
「乱数〜…やっぱこれ恥ずかしいって…」
カーテン越しに話しかける。
「言ったでしょ?絶対似合うから大丈夫だって!見せて見せて?」
そう言いカーテンを開けてくる乱数。
「わっ…ちょっと…」
自分でも赤面したことがわかる。
「ほら〜やっぱ似合う!かわいい!一郎にも見せてあげたいねっ?」
「こんなん恥ずかしくて見せられないよ…」
「あ、ごめん、もう呼んじゃったんだよね〜」
なんなんだこいつ…と思ったけど声には出さない。
「…今すぐ着替える」
カーテンを閉めようとすると手を掴まれる。
「せっかく可愛いんだから見せてあげようよ!」
威圧感満載の笑顔で言われる。
最初からそういう作戦だったのか…とそれに気がつかなかった自分がバカだと思った。
その瞬間、インターホンが鳴る。
おわった、と瞬時に思った。
「一郎いらっしゃーいっ」
という乱数の声がしたと思うと、いつの間にか目の前に一郎がいた。
「…帰るぞ」
そう言われ、彼の上着を着せられて手を引かれる。されるがままについて行き、事務所を出る直前に乱数にお礼を言った。
乱数は笑顔でまたね〜なんて手を振っていた。
あいつ…許すまじ…
路地裏に入ると、
「どういうことだ?A」
と、聞かれる。
「…乱数のとこに逃げてました、ごめんなさい」
正直に謝ってみる。
「俺が何回電話しても出ないで乱数とラブラブしてたのかよ」
そういえばスマホは全く開いていなかった。
「ごめん…全然見てな…」
突然唇を唇で塞がれる。触れるだけからだんだん深くなる。
「ん…っん、はぁ、…」
呼吸が上手くできず、彼の胸元を押していると唇が離される。
「俺にはそんな服着てるとこ見せてくんねぇのに、なんで乱数には見せんだよ。」
「いや、これはちがっ…」
「言い訳は聞きたくねえ。何が理由であろうとそんな格好を他の男に見せたことがだめなんだよ。あいつも男だ、わかってるよな?」
低い声でそう言われる。
「…はい…」
目を逸らそうとしても無理矢理合わせられる。
「…お前帰ったら覚悟しろよ」
その日はたくさんお仕置きされ、
次の日貴方の肩にはキスマがたくさんあったとか。
fin .
リクエストありがとうございました!
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レオ(プロフ) - 乱数の話やばいですね!さいこー!! (2020年11月16日 13時) (レス) id: 66a0837d16 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - サイカさん» よかったです(><)ありがとうございます!お待ちしております! (2019年4月12日 20時) (レス) id: 8ce44abc68 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - どぅるじさん» リクエストありがとうございます!遅くなってしまうと思いますが、必ず書かせていただきます! (2019年4月12日 20時) (レス) id: 8ce44abc68 (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - あー―――ありがとうございます…いちろーの話もキュンキュンでした。ありがとうございました!またリクさせてもらうかもしれません。そのときはよろしくお願いします。これからも頑張ってください! (2019年4月11日 23時) (レス) id: f0e2e83b11 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - お早うございます、らる様m(__)mリク受付ありがとうございますm(__)mではまたっ♪ (2019年4月11日 5時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らる | 作成日時:2019年4月6日 22時