180話 ページ31
その後、フードコートに移動し、サーティーンアイスクリームを頬張る一同。
なお、お妙の分はAの奢りである。
『マジでありがとう妙ちゃん…!何から何まで…助かったよ!』
「私も、髪飾りとか選んでくれてありがとうー!」
「いいのよ!
新ちゃんのこと、よろしくね?」
ニコニコとアイスを口に運ぶお妙が、菩薩に見える。
『…そう言えば、ミツバちゃんもお祭り行くの?』
「う、うん」
『?』
「…そっか、まだAちゃんには言ってなかったのね」
と、ニヤニヤしながらお妙が話す。
『え?…まさか…?!』
「えぇ…十四郎さんから、お返事もらえて…付き合えることになったの」
『うわぁー!マジかおめでとー!!』
ミツバの口から出たその言葉に、自分の事の様にはしゃぐA。
「ちょっ、ちょっと待って、十四郎さんって、土方君!?」
「あ、あの難攻不落の土方に、彼女が?」
『ずっと好きだったって事だよ!きっと!』
「…うん、そう、言ってくれたわ」
『うっわぁー、今度あったらいじったろ』
「休み明け、土方ファンが悲鳴をあげるな」
ミツバの吉報に胸を弾ませながら、Aはアイスを完食したのだった。
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作者名:ウミガメ | 作成日時:2021年7月23日 18時