検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:4,181 hit

174話 ページ25

各々が反応し、阿鼻叫喚となっているのを他所に、葵は続ける



「落ち着いてからちゃんと話す予定だったみたいだが、こうなったら仕方ねぇ」

「し、志村、先輩と、Aさんが…!?」

「あぁ」

『ちょっ、え、葵…!?』

「いい加減諦めな。お前の出る幕は最初から無かったんだ」

「……っ…!」



信じられない、といった顔で俯く田中。

そこで葵はAの手を引き、立ち上がらせる。



「A、気分悪そうだから一回連れてくわ。
あとはよろしく」

「わ、分かったでござる」

『ちょっ…!!』

「じゃあな!」



と、そのままAを引っ張って出口の方へ。

扉の前の新八も連れて、葵はプレハブ小屋を後にした。













「…ぷはーっ!!まじ暑っちーー!!自販機神!!」

「『言ってる場合か!!!』」



プレハブ小屋から少し離れた所の中庭。
自販機の横にあるベンチに腰掛け、満足げにジュースを飲み干す葵。

そんな葵の目の前に仁王立ちになって睨むのは、Aと新八だ。



『さっきの!どういうわけ!?』

「いきなり連れて来られて、もう、訳が分からないよ!!」

「説明も何も…助けてあげたんじゃん?」

『にしても突飛過ぎるでしょ!!
…というか、何で新八はここに来てたの?』

「僕は、帰りのHRが終わった後、葵君に呼ばれて…」



と、新八はここに至るまでの経緯を話し出した。

175話→←173話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 3Z , 志村新八
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ウミガメ | 作成日時:2021年7月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。