検索窓
今日:7 hit、昨日:37 hit、合計:4,215 hit

168話 ページ19

「わざわざ自分の帰路を外れて帰るってことは、何かしら用があるってことだ。かつ、場所が住宅地であることと、さっきの似蔵の部活での様子。
こいつらを合わせると…何らかの手段でAが一人暮らししてる情報を入手し、特定しようとしている…って取れねぇか?」

『たっ、確かに…』



名探偵ばりに推理を披露する高杉に面食らいつつも、感心する一同。



「晋介の推理通りの可能性が高いな。
ま、日によって向かう地域はバラバラでござったから、特定は全然出来て居なさそうでござるよ」



どうやら高杉の推理は概ね当たっていると受け取って良いようだ。



「にしてもすごい調べたなぁ…1週間でこれって、そこらの探偵や興信所より優秀じゃね?」

「ま、アタシら高杉一派に掛かりゃ、これぐらい当然ッス!!」

「…おや、そういえば、武市は何か無かったでござるか?お主は塩ストの自宅周辺の担当だったでござろう」

「あぁ…それがですね…物凄い事が分かったんです」



神妙な面持ちで呟く武市に、注目が一気に集まる。



「…実は…」

『…実は…?』






「…彼、田中翔太には物凄いポテンシャルを秘めた妹が居たんです。それも二人。一人は中学2年生、もう一人は小学5年生。名前は_」

「「待てコラァァァ!!」」



そこでまた子と葵の蹴りが武市にクリーンヒット。



「アンタッ、アタシらがクソ暑い中調べてた間、何関係無いことやってンスか!?」

「てめっ、重大発表かと思って損しただろうが!ロリコン!」



と、部屋の隅で2人武市をゲシゲシ蹴っている。まあ無理もない。



そんな3人を尻目に、高杉は話を戻した。



「…まぁとにかく、相手の素性は分かった。どうするかはお前が決めな」

『そう、だね。皆、本当にありがとう』

「…どうする?Aちゃん」

『……うーん…じゃあ…__』

169話→←167話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 3Z , 志村新八
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ウミガメ | 作成日時:2021年7月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。