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午前中の授業を全て終え、Aは大食堂に来ていた。
エペルにお昼を一緒に食べないか。と誘われたが、今朝寮を出る前にユウと昼食にここで落ち合う約束をしていたため断った。
ガヤガヤと人がごった返している中、Aは周りの生徒たちを見るだけで何もしなかった。
否、何もできずにいた―――
??「あーっ、お前Aだろ！」
そんなAの背後から聞こえた、聞き覚えのある明るい声。
振り返るとそこには、入学式の時に少し話をした仲であるカリムがいた。
そして、そんなカリムの隣には、彼と同じ褐色の肌の長い黒髪を持つ青年が立っていた。
『カリム様。入学式依頼ですね。』
ｶﾘﾑ「ああ！あの時はホント助かった！サンキューな！
あっ、こっちはジャミル！」
『あぁ、例の殺気さんですね。』
ｼﾞｬﾐﾙ「おい、変なあだ名で呼ぶな。
ジャミル・バイパーだ。この前は悪かったな、カリムを助けてくれたというのに。」
少し申し訳なさそうにしながら言うジャミルに、Aは首を振って気にしてない。と答えた。
ｶﾘﾑ「そんなことよりA、さっきからずっとそんなとこで突っ立ってて何してんだ？」
『…えぇっと……』
そう言うとAは大食堂に並べられている沢山の料理を見渡して言った。
『ビュッフェ…というんですよね。
これは、各々が好きなものを取ってしまってよろしいのでしょうか？』
うーん…。と悩みながら言うAに、カリムとジャミルは驚かされた。
ｶﾘﾑ「A、ビュッフェ初めてなのか！？珍しいな！
好きなのどれでもとっても良いんだぜ？Aは何が好きなんだ？」
オレが取ってきてやるよー！と満面の笑みで腕をぐるぐると回しながら謎の気合を入れているカリムを見て、Aはジャミルに『私の勘違いでなければ、彼はお偉いさんですよね？』と尋ねようかと思ったが、彼の呆れたような深いため息を聞いて何も聞かないでおこうと、そっとしておこうと思った。
『好きな食べ物…ですか。
おにぎりは好きですね。ですが、ここにあるものは全部知らない食べ物です。
よかったら、おススメを教えていただけませんか？』
ｶﾘﾑ「えっ、何もしらないの！？
学園長が異世界から来たって言ってたし、食の文化とかも違うのかなー？」
ｼﾞｬﾐﾙ「(いや、おにぎりを知っているならそんなことは無いだろう
以前にカリムから聞いた話からすると…俺と同じ立場であり、もっと劣悪な環境にいた…
恐らくは―――)」
→
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
