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―――――――――――図書室――――――――――――
先ほどの生物が追ってきていないのを確認し、Aは抱えていた彼女を下ろした。
??「あの、さっきは助けてくれてありがとうございました。
私、ユウっていいます。」
『私はAです。よろしくお願い申し上げます。』
「よろしくお願いします！
それにしても、ここは一体どこなんだろう？」
ユウの言葉を聞いて、Aは眉をひそめた。
『ユウ様もわからないのですか？』
Aも何も知らないという事実に…
いや、それよりも様づけで呼ばれていることにユウは驚いた。
「様だなんてとんでもない！ユウでいいですよ！
年も近そうだし、敬語も無しで！」
慌てたように両手を顔の前で振りながら、ユウは様付け呼びと敬語をやめるようAに言った。
Aは少し考えてから一つ頷いてから口を開いた。
『わかりました、ユウ
ですが、私生まれてこの方敬語以外の言葉を使ったことがなくてですね…
話口調については、このままでお許しください
私のことはお好きに呼んでいただければと』
「わかった！Aちゃんって呼ぶね！
お互いよくわからない状況だけど、とりあえずよろしくね！」
そういって片手をこちらに差し出したユウ。
おそらく握手を交わそうとしているのだろう。
以前まで、主人の護衛のために相手を倒すこと以外、あまり人に触れてこなかったAだが、
ユウの期待に応えるよう、戸惑い気味に自身も手を差し伸べようとしたとき…
『―――ッ、ユウ！！』
Aがユウの身体を引き寄せると同時に、辺りに先ほどと同じ青い炎が満ちた。
??「オレ様の鼻から逃げられると思ったか！
ニンゲンめ！」
『(気配の察知が遅れた…少し、油断してしまいましたね
ユウだけでも助けなくては)』
再び炎に襲われそうになったユウは、Aに身を寄せながら僅かに震えている。
Aがどうしようと考えを巡らせていると―――
??「ふぎゃっ！？痛ぇゾ！
なんだぁこの紐！！」
??「紐ではありません。愛の鞭です！」
こちらを丸焼きにしようとしていた生物は、ヴェネツィアンマスクのようなものを付けた男の鞭によって成敗された。
「えっ、なに！？
もう、何が何だか考えたくもない…」
『…えぇ、同感ですね』
その様子に、ユウは一層戸惑いを見せ、Aは一つため息をついた。
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
