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グリム「オイ、デュース!
もっとなんか乗せるんだゾ!」
デュース「えぇっと、重たいもの!?
い、いでよ!大釜!!」
そこからはまさかの大釜三連チャン。
それについてエースが大釜以外に召喚レパートリーがないのか。と突っ込まれたのは言うまでもない。
一先ず魔法石を手に入れることが出来た一行は、急いで炭鉱の外へと向かった。
炭鉱を抜け、もうすぐでこちらにやってきた時に使用した、鏡の元へ到着しようとしたとき、化け物が重しを全て押しのけてものすごい勢いで追ってきていた。
「こうなったら…!!」
『仕方ありませんね。少し本気を出しますか。』
戦うしかない!そう思ったユウたちだが、それよりも早くAが動いた。
そして一瞬で移動したかと思ったら、次の瞬間には化け物に足を振り下ろした。
Aの蹴りを食らった化け物はそのまま地面にめり込み、先ほどのダメージも合わさってか…ついに化け物は動かなくなった。
その場面に一同はポカンとするも、無事に化け物を倒すことが出来たという事実に、グリム・エース・デュースはハイタッチを交わしていた。
そんな様子をユウは微笑ましく見つめていた。
エース「悔しいけど、今回はAの身体能力と、ユウの作戦勝ち、かな。」
デュース「…ああ。Aが時間を稼いでくれて、そしてユウが落ち着いて指示を出してくれたからこうして魔法石を手に入れられた。
これで、退学させられずに済む。」
「みんなが協力してくれたおかげだよ!ありがとう!!」
満面の笑みを浮かべながら、素直にお礼を言ったユウに、エースとデュースは顔を赤くして視線を反らした。
それは照れなのか、それとも―――
グリム「…ン?コレ、なんだ?」
無事に魔法石も手に入れたので、皆が帰路につこうとしたとき、グリムがなにやら石炭のような真っ黒な石を見つけた。
それは先ほど消えていなくなった化け物の近くに落ちていた。
Aが手に取ったその石にグリムは顔を近づけて、クンクンと匂いをかいだ。
グリム「なんだかコレ、すげーいい匂いがするんだゾ…」
そう言ったグリムに倣ってAも石の匂いを嗅ぐが、グリムの言ういい匂いが分からずに首を傾げた。
グリム「アイツが隠し持ってた飴ちゃんかもしれねーんだゾ!
うう〜っ、我慢できない!」
そう言うとグリムは大口を開けて…
グリム「いただきまーす!」
その得体の知らない物質を、食べてしまった。
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか?名ではなく? (2023年4月6日 22時) (レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます!修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです!ご指摘ありがとうございます! (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ!そういう使用だったらスミマセン!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yume | 作成日時:2020年4月28日 16時