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??「か、火事だーーーー！？！？」
『(火事・・・？)』
甲高い女性の悲鳴で、Aは目を覚ました。
そして女性の言葉を再度頭の中で復唱し辺りを見回すが、全く火の手は見つからず…
それどころか何一つ見えない真っ暗闇な状況に首を捻っていた。
次に、狭い何かに閉じ込められていることに気づき、目の前にある壁(？)をコンコンと軽く叩くがビクともしなかった。
『(はて、私はなんでこんなところにいるのでしょうか…)』
再度思考を巡らせている間に、どうやら先ほど悲鳴を上げた女性と何かが言い争っているのが聞こえる。
「服をよこせ」や、「丸焼きだ！」など、どうやら穏やかな話ではないようだ。
??「だ、誰か助けて！！」
女性の切羽詰まった叫びに、Aは目の前の壁を重いっ切り蹴った。
バキィッと音を立てて外れたそれは、棺の扉だった。
自分が棺に入れられていたという事実にも驚いたが、それよりもまずは助けを求めている彼女を助けなくては――――
そう思い、Aは棺から出て地に降りると、地面を蹴って一気に助けを求めていた彼女の元へと飛んだ。
棺を蹴破って新たな人物が現れたことにも驚きを隠せなかった二人(一人と一匹)だが、Aの移動速度にさらに驚かされることとなった。
まさに一瞬――――
一瞬でAは彼女の元へとかけつけ、その体を抱えて目の前の火を噴く生物から逃げ出した。
??「あっ、あの…！！」
『あまり喋らない方がいいですよ、舌を噛んでしまうので』
Aが忠告すると、彼女はギョッとして両手で口元を抑えた。
その愛らしい姿に、Aはフッと笑みを浮かべた。
『あの生物に見つからないような場所に一先ず逃げましょう』
Aの言葉に賛同するように彼女もコクコクと頷いていた。
→
2→←PROLOGUE -Welcom to the Villain's world-
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
