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その後、ユウとグリムチームとAに分かれて清掃をすることになった。
最初、Aがグリムの世話を受け持とうとしたが、ユウに「Aちゃんはグリムを甘やかしそうだから、ダメ！」と言われてしまい、否定ができなかったAは渋々一人で図書館の方へと向かった。
『(まずは雑草の草むしりでもしましょうか…)』
ところどころに雑草が紛れているメインストリート脇の芝生を見て、Aはそのまま膝をつき草むしりを始めた。
すると…
「ちょっと、あなた！」
『…私、でしょうか？』
背後から声を掛けられ振り返ると、そこには昨日の入学式とやらで見かけたやたら美しい男…ヴィルが立っていた。
ヴィルと顔を合わせるために、Aは立ち上がって彼に向かって『おはようございます。』と言い一つお辞儀した。
ヴィルもそれに応えて「おはよう」と返した。
ｳﾞｨﾙ「こんな朝から女の子が地面に這いつくばってなにやってるのよ？」
ほら、せっかく可愛い服なのに汚れちゃってるじゃない。Aのメイド服を指さしてヴィルは言った。
そして次にAの顔をまじまじと見て、何かに気づいたかのように口を開いた。
ｳﾞｨﾙ「…貴女、昨日の入学式にいた子の一人かしら？」
『はい。覚えていただき光栄にございます。その節はお騒がせいたしました。』
ｳﾞｨﾙ「あれは貴女のせいじゃないでしょ？別に貴女が謝る必要はないわ。
それに…」
そこまで言うとヴィルはAの髪を一房手に取ってそれを見つめた。
ｳﾞｨﾙ「昨日はフードを被っていたからあまり見れなかったけど…
こんなに綺麗な髪を持った子を、私が忘れるわけないでしょ？」
ファナリスである象徴の赤髪…。
そしてそれは、元いた土地では奴 隷としての証のようなものでもあった。
そんな髪を綺麗だと褒めてくれたヴィルに、Aは嬉しくなってバッと勢いよく頭を下げた。
Aが急に頭を下げたことに疑問を持ったヴィルであったが、『ありがとうございます…』と
か細い声が聞こえ、「どういたしまして。」といってその頭を撫でた。
ｳﾞｨﾙ「そういえば、貴女名前は？
私はヴィルよ。ヴィル・シェーンハイト。」
『私は…』
ｸﾞﾘﾑ「ふな゛〜〜〜っ！！」
Aが自分も名乗ろうとしたとき、正門の方からグリムの声が聞こえた。
→
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
