恨んでる？ ページ40
ついに、内心結構怖かったパピルスと人間のデート？が終わった。
じゃあ次は、アンダインとか……と、思っていたら、
「ねぇ！A！」
グイッと服を引っ張られ、誰かと思えば、以外。人間だ。
「ぇ、あ……どうしたの？私に何か用？」
「うん！……あ、あのね！僕、もっとこの世界の事、A達の事、教えて欲しいんだ！！」
「ぁ、……はぁ。」
いきなりそんな事言われると、
やっぱ、あの時とは別人みたいだ
でも私達を思う、知りたい気持ちとかは変わらないみたいだね
「…分かった。とりあえず、グリスビーに行こうよ」
「あ…うん」
・
「やっほ！グリスビー。いつもの、珈琲頂戴！」
グリスビーはこくりと頭を頷き、珈琲を入れる用意をする。
あ、私はちゃんとお金は払うから
「君は、何か頼む？」
「ん…僕はいいよ」
「そう？で、何聞きたいの？」
椅子に腰掛けた私が人間に聞くなり、ちょっと顔を下に向けて言った
「………うん、まぁ色々あるけど、Aとかさ、僕の事、恨んでないの？」
「んぅ？…なんで？」
「…だって！あの時だって、その前も！Aや、皆を、傷つけた…！」
大きな声で人間は叫び、その表情は確かに唇を噛み締めていた
そんな感じの人間を横目に私は静かに言う
「……とりあえずさ。私は恨んでないよ」
「…！え、ど、どうして…？」
「……どうせ、恨むも何も、もう過ぎた事。
でも、君が皆にやった事はずっと残る。たとえ、君が巻き戻しても、ね？」
「っ、…」
「なんてね。私的には、人間なんて間違うことが絶対にある」
「まぁそれだけじゃないけど、君はちゃんと謝ったでしょ？」
「…」
「まぁそれだけじゃないけど。恨んではないよ」
「……A、ごめん」
「いいよ別に。それだったら、私も謝らなくちゃ」
「え？なんで」
「…あの時のこと、訂正させて。やっぱり君は、化物なんかじゃない＿＿
＿＿立派な人間だよ」
「っ〜ｯｯ！A！！」
人間＿と、言った刹那、人間は私に抱きついてきた。
…それほど気がかりだったのかな。
ほんとに、まだこんな小さい子に、背負わせ過ぎた。
できれば、私も、少しぐらいでもいいから、この子の事、知りたい。
…その上で支えていたい
＿静かに、私の中でそんな感情が生まれた。
・
「それで、他に聞きたいことある？」
「んー……あ、そうだ。Aは“どっち”なの？」
「…“どっち”って？」
「あ、その、人間とモンスターってこと」
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だーす - あわわわわ......こんな素敵な小説があるなんて...更新頑張ってください!!後白のコーディガンとは? (2019年5月5日 9時) (
レス) id: ab272be8ff (このIDを非表示/違反報告)
shoujyouki(プロフ) - 待っててよかった (2018年8月25日 5時) (レス) id: 391a71ad47 (このIDを非表示/違反報告)
決意の塊 - 翡翠さん» ありがとうございます！！これからも、楽しんで頂ける小説を頑張ります！！そして、気長に待っていて下さい！ (2017年11月5日 16時) (レス) id: dfe679cea8 (このIDを非表示/違反報告)
決意の塊 - ヨタ。さん» 喜んで頂けたなら結構です！！あと、私は神じゃないです(( (2017年11月5日 16時) (レス) id: dfe679cea8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 一気読みしてしまいました…本当に素晴らしい作品ですね！sans兄さんイケメンﾝﾝﾝｯ((気長く次回の更新待ってます(^-^) (2017年11月2日 0時) (レス) id: 26fa0d340d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：決意の塊 | 作成日時：2017年4月14日 20時
