【undertale】どうやらFastHumanに成り代わったらしい。 (ページ3)

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SecondData ページ3

全く、全然来ないから夢なのかと勘違いしてしまったじゃないか。
さて、俺が向かうのは天国か地獄か…………多分地獄だろうな。
天国に行けるほどいい奴だった覚えもないし。
そういや、目の前の天使には羽が生えてないがどうやって連れていってくれるんだろうか。
ってか、地獄行きなのに天使が迎えにくるのか？

「……だ、大丈夫？」

ボーッと見つめながら色々考えていると、戸惑ったように手を伸ばしてきた。

「HEY、天使さん。俺は地獄行きのはずなのに、どうして君が迎えに来たんだい？」

「へ？天使？？」

まるで理解不明な言葉を言われたかのように頭に疑問符を浮かべる天使。
まさか、迎えに行く人間を間違えたとでも言うのか？
なるほど、ドジっ子天使……最高だな。

「キミが何を勘違いしてるのか分からないけど……ボクは天使じゃないよ？」

「……いやはや、ドジっ子天使はジョークがとても上手いんだな」

「ど、ドジっ子天使？？」

天使は、言っている意味が分からないと首を傾げてる。
きっと俺の汚れた言葉はドジっ子ピュアな天使には理解出来ないんだろう。
にしても可愛いなホント。

「って、そんなことはどうでもいいの！
キミ、地上から落ちてきたんだよね？大丈夫なの？怪我とかしてない？」

怪我？何を今更。天使がこうして迎えに来てるんだから、とっくに死んでるに決まってる。
それもうっかりで忘れてたりするんだろうか？
流石ドジっ子。グッジョブ。

「な、何サムズアップしてるのさ！？全然大丈夫じゃないよ！怪我してるじゃないか！」

そう言った天使の視線の先には、どこかで擦りむいたらしく、膝小僧から血が出ている。
…………マジか。結構高いとこから落ちてこの程度の怪我か。
俺はいつの間にスーパーマサラ人並みの身体になったんだ？

「ボク、救急箱持ってくるから、そこで安静にしてて！いい？絶対に動かないでね！！」

それは動けっていうフリかな？
なんて、本気で心配してくれてるのにふざける訳にもいかず、頷いておいた。
それに満足し、天使は急いで去っていった。