第59話 ページ16
まふまふside
「＿＿いつ目が覚めるか分かりません」
『え…』
「それに、今は意識がありますがあくまでギリギリなんです、なのでいつ意識が無くなるか分からないんです…」
志「んな、お腹刺されたんやで？何で？」
「下腹部だけなら良かったんです、Aさんは頭と肺を強く打っています、なので分からないんです」
天「A、今どこにいるんですか…？」
「あぁ…3階の3002号室です、早めに会っておいた方がいいかもしれません、よろしくお願いします」
そう言ってお医者さんは頭を下げて歩いて行った
みんなも歩いて行こうとしていた、でも僕は足が動かなかった
天「まふくん…？行こ…？」
そう言って僕の腕に伸びてきた天月くんの手を拒んだ
『行きたくない、会いたくないっ』
セ「まふ……」
坂「っでも！！」
『分かってるよっ！！会わないとダメなことくらいっ！でも…会ったらAがもう2度と目を覚まさない気がして…怖い…』
嫌なんだ、怖い
Aを失う気がして、いま会いに行ったら今までのことが全部無くなっちゃう気がする
僕だけなんだ、こんなこと思ってるの、みんなは強いから、僕だけ弱い
いつだってそうだ、僕はダメで
『みんなは強いからいいよね…！傷つかないもんねっ…！！』
僕はつい、嫌味を言ってしまった
だって今泣いてるの、僕だけじゃないか
そ「まふ、お前だけじゃない」
びっくりして顔を上げるとそらるさんが僕の肩を掴んで言った
その顔にはくっきりと隈もあって泣きすぎたのか、目が赤く腫れていた
みんなが近づいてきてよく見たらみんなそうだった
坂「僕だって会いたくない…だってA死んじゃいそうやもん…」
う「俺も嫌だ、みんな強くなんかねーよ、でもみんながいるから強くなれるんだよ」
志「まふの気持ちはよく分かる、痛いほど分かる、でも今は強くなるべきちゃう？」
セ「大丈夫です、Aは死んだりなんかしませんよ」
天「っまふくん、僕だって弱いよ…でもみんながいる、独りじゃないから、強くなれる」
そ「な？お前だけじゃないだろ」
そう言ったみんなは泣いていた
みんな弱いのか、僕だけじゃないんだ
こういう時、仲間っていいなって思う
いつかAにもそう思ってもらえたらいいなぁ
僕は腕で涙をしっかり拭って笑った
そして一歩前にいたみんなのところに並んだ
そ「ほら、次はお前が助けてやれ」
ま「はいっ、もちろんですよ」
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ずっきーにねむいふわふわ(プロフ) - 過去とバッドエンドで泣きまくりました。こんなに感動する小説初めて……。 (2022年12月24日 7時) (
レス) @page28 id: f2c96b9d0d (このIDを非表示/違反報告)
天使ちゃん。(プロフ) - 占ツクで初めて泣きました... (2021年2月21日 5時) (レス) id: 9ae00b4df1 (このIDを非表示/違反報告)
リ - なんか目から何回も水が出てくるんですが何なんですかねこれ、、、、、、なんか止まらないんですけれど、、、？？ (2020年10月6日 0時) (レス) id: e91b9a8a8b (このIDを非表示/違反報告)
ピピ(プロフ) - 小説で泣いたの初めてです………… (2019年12月22日 15時) (レス) id: 57f5280136 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - バッドエンドですごく泣きました！ (2019年12月11日 0時) (レス) id: bf10033614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.。なな。. | 作成日時：2019年4月20日 13時
