◆｡*35 ページ13
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田「和也様、防犯カメラの全データをこちらのパソコンに移し込みました」
和「ああ、サンキュー」
・
「…あの…これは一体…」
半ば強引に世に言うベンツに乗せられた私は
隣でカタカタとパソコンをいじる彼に尋ねる
和「…これを見ろ」
そう言って、彼に見せられた大きな画面に映っていたのは
都内にある様々な場所から見える、防犯カメラの映像
和「この映像は今から約12時間前に映されたものばかりを集めたものだ
今からこれを使って、ｱﾝﾀの弟を見つけ出す」
「防犯カメラで…？」
和「ｱﾝﾀの親友の話を聞くと、虎太郎ってヤツが家を出たのはそんなに前の事じゃない
今から探せばまだ見つかる可能性が高いはずだ」
「…手当たり次第、探すって事…」
和「そういう事だな」
都内の防犯カメラの台数なんて
尋常じゃないぐらい多いに決まってる
この画面を見る限りでも
10、50の数じゃない
…気の遠くなる作業だけど
今、私に出来る事はこれしかないんだ
・
…そう自分に言い聞かせるのに
頭が全く働かない
…あの子を守れるのは私しかいないのに
私が、…見つけなくちゃいけないのに
もし、二度とあの子に逢えなかったら？
…そんな事を考えると
胸の奥が苦しくなって、止まらない
・
和「…大丈夫だ」
彼の優しい、ゆっくりとした声に
肩の震えがピタリと止まる
和「…ｱﾝﾀの弟は、きっと見つかる」
「…」
和「俺の事をお化け呼ばわりするぐらいのヤツだ、…そんな迷子になるほどヤワなガキに俺は思わない」
和「…安心しろ」
・
・
和「……俺が、必ず見つけ出してやる」
・
・
田「和也様！」
和「…行くぞ」
彼の右手が私の左手を握り締め
暗闇に染まる路上に連れ出す
彼から感じる手のひらの熱が
冷えていた全身を
ジワジワと温めていくのが分かって
私はただただ、彼の後を追うしかなかった
・
・
『……俺が、必ず見つけ出してやる』
彼のその台詞に
胸の中がじんわりと熱くなって
トクン…と、音がなったのは…
…どうしてだろう…ー？
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clover(プロフ) - ももさん» ももｻﾝｯヾ(*´∀｀*)ﾊｼﾞﾒﾏｼﾃｯ｡*☆お返事、遅くなってごめんなさい(;.;)更新を待って頂き本当に嬉しいです(:_;)｡｡今晩にでも下書きに取りかかりたいと思いますので、またお立ち寄り頂けたら幸いです(*^^*)☆ｺﾒﾝﾄありがとうございましたヽ(^0^)ﾉ＊ (2014年3月1日 15時) (
レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 更新待ってます！！ (2014年2月11日 0時) (レス) id: 9a0a616857 (このIDを非表示/違反報告)
clover(プロフ) - りまさん» りまｻﾝｯ( ´艸｀*)ｺﾝﾆﾁﾊｯ*｡☆お越し頂きありがとうございﾏｽｯ(*^^*)*二宮ｻﾝの不器用な優しさにキュンキュンして頂き｡｡私も嬉しいです(●´ω｀●)*不定期更新な為、なかなか進まないかも知れませんがよろしくお願い致します＼(^^ )*｡＊♪ (2014年1月2日 15時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - こんにちは(*´ω｀*) 最初から楽しく読ませていただきました！ 二宮サンの不器用な優しさに、キュンキュンします(*´Д｀) cloverさんのペースで更新頑張ってくださいね(*^^*) (2014年1月2日 5時) (レス) id: 0230ae05b5 (このIDを非表示/違反報告)
clover(プロフ) - 小葉さん» 小葉ﾁｬﾝｯ( ´艸｀*)ｺﾝﾆﾁﾊｯ｡*☆お久しぶりだね！私もなかなかｺﾒﾝﾄ出来なくて｡｡(ﾉД`)ｺﾞﾒﾝﾈ｡｡ハラハラドキドキしてくれて嬉しいな(*^^*)*来年はよりいっそう楽しんで頂けるように私も頑張ります＼(^^ )*温かいｺﾒﾝﾄ、本当にありがとう(^^)* (2013年12月31日 13時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
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