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【side 和也】
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田中「おかえりなさいませ。和也様」
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どれでもいいと真っ先に目についた高級車を車庫に入れて、家に帰ると田中が玄関の前で俺を待っていた。
小さい時からずっと見ていたはずの田中の表情(かお)は、随分見てない気がして。
何とも言えない気持ちになった俺は、「…ただいま」と小さく呟く。
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田中「さ、中にお入りください。秋の夜は冷え込みますから…」
和也「…撫で肩ヤローが」
ドアを開こうとした田中の手は、俺の声にピタリと止まる。
俺は地味に大理石仕様の階段に腰掛け、1つ息を吐いた。吐き出したそれは白く消える。
和也「お前が勝手に入れたアイツが、この俺にボロクソ言ってきた。しかも殴りかかってきたし……今も結構痛ぇし、マジで散々だった」
田中「…お言葉ですが和也様、私は」
和也「分かーってるよ！ちゃんとノックしたって言うんだろ！ただ俺が聞こえなかっただけで」
田中「申し訳ございません。今後はさらに和也様が聞こえやすいノックの仕方を学びますゆえ」
和也「だからそういうことを俺は言ってるんじゃねーんだって…」
相変わらずな田中の真面目ぶりに、苦笑い。
こんなやり取り…いつぶりだろう。
最後がいつか思い出せないくらい、俺は田中を見てなかったのかも知れない。
田中はきっと…この『俺』を待ってた。
異常に人の心を見透かす執事を前に、熱くなった気持ちを押さえる。
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田中「…A様に会いに行かれたのですね」
和也「ああ。櫻井のおかげで…って認めるのはシャクだけど、目が覚めた。ちゃんと言いたいこと言ってきたわ」
田中「A様はどのようなご様子でしたか？」
和也「『意味分かんない…』みたいな感じ？こっちは充分分かりやすく言ったつもりだっつーのに…まあ、特段に不健康そうじゃなかったけど」
田中「そうですか…」
顔を上げれば、漆黒の空が広がり。
田舎には負けるものの輝きを放つ星が、確かにあった。
和也「あいつが今、大野さんの隣で何を思ってるかとか、そんなこと考えても全然分からない。でも、俺は絶対にあいつを連れ戻す」
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『カズ……』
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和也「あんな顔、俺に見せておいて……意地でも、俺の“ここ”に帰らせる」
俺がグッと拳を握り、振り返ると田中はさらに柔和な笑みを浮かべて。
再び、“ドア”に手をかけた。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
.｡.:*･Happy ARASHI Song's･*:.｡.
T.A.B.O.O
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clover(プロフ) - ともさん» ともさん、コメントありがとうございます(*´･∀･)リーダーも内に秘める想いがあっての行動だと思いますが、坊っちゃんも譲れないものが確かにあって。今Partが一体、どんな流れになるか是非、一緒に見ていただけたら嬉しいです…*いつもありがとうございます！ (2020年5月29日 17時) (
レス) id: 44d18770f3 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんにちは。智くん担の私ですが…やっぱりかずくんの気持ちを考えると…元に戻って欲しいって思っちゃいます。この先の展開が楽しみです。 (2020年5月24日 14時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
clover(プロフ) - 砂糖絢音さん» 砂糖絢音さん、コメントありがとうございます。登場人物設定はさせていただき名前変換は可能としておりますが、作品の説明文等に私の言葉が足らず誤解を招いてしまい、本当に申し訳ありません…。ご指摘、ありがとうございました。 (2020年4月5日 18時) (レス) id: 44d18770f3 (このIDを非表示/違反報告)
clover(プロフ) - 愛華さん» 愛華さん、初めまして。コメントありがとうございます。*初めから読んでくださり、嬉しいです…！また大好きだと言っていただけて有り難く思います。更新は遅くなりますが精一杯書いていきますので、引き続きお付き合いいただけたら幸いです。 (2020年4月5日 18時) (レス) id: 44d18770f3 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖絢音 - 実在する人物を使って小説を書く場合、登場人物設定を使って下さい。ルールです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/rule/の二次著作物についてをご覧下さい。 (2020年4月5日 17時) (レス) id: 974e4a205d (このIDを非表示/違反報告)
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