想恋23 ページ24
「僕が、カッコイイ………?」
黒子君は、独り言のようにそう言うと、不思議そうに眉間に皺を寄せながら、一歩一歩と、私の方へ近づいてきた。
逃げたい。恥ずかしい。
黒子君が近づいてくる度に高鳴る胸。逃げたいけど、足がすくんで動けない。
きゅ、。
黒子君は、私の人差し指を握ってきた。黒子君の温かい手が、私の人差し指を包み込んでいた。
「本当……なんですか……?」
黒子君の声は震えていた。下を向きながら、体をカタカタと震えさせていた。
______私が、この人の為にできることはないんだろうか。
______君の幸せを、一番に願っているはずなのに…
______君を一番傷つけているのは、私なのだろうか__
ぽろ、。
さっき止まりかけた涙がまたぼろぼろぼろと、大粒の雨となって流れてきた。
(馬鹿‼︎私が泣くところじゃないでしょ‼︎)
本当に辛いのは、本当に泣きたいのは、目の前で、私の答えを待っている、黒子君だろ。
私が幾ら待っても口を開かないことを、不思議に思ったのか、黒子君は震えながらも、ゆっくりと顔をあげた。
ふと、何故かあることを思い出した。
瞳は、不安そうだけど、しっかりと平静を保とうとしてる姿が、あの時と同じだ。
__「キス、しても、良いですか……?」___
ふわ、。
いつの間にか私は………
「Aさん…………?」
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ShaTake - みさふぃーさん» ありがとうございます!hit数が全然上がらなくて落ち込んでいたので、安心しました!更新率upさせていきますね! (2014年2月8日 17時) (レス) id: cbd0ef192d (このIDを非表示/違反報告)
みさふぃー - おもしろいです!!更新がんばってください。(*・×・*)/ (2014年2月8日 12時) (レス) id: 5875d8ef58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ShaTake | 作成日時:2014年2月1日 10時