†第五話† 驚愕 ページ7
「・・・・は、?」
驚いて何も考えられなかった。
しかも考えるだけの時間さえくれないらしくぽーんと崖の上の方へ投げられる。
上手く受け身がとれず体を強くぶつけてしまうが、体が動かなくなるまでではなかった。
痛む体に鞭をうち、ヨロヨロと立ち上がる。状況を確認しようとあたりを見回すともっと頭が混乱した。
この世のものではなさそうな黄色い生物とおそらく人間であろう銀髪の子が、戦っている?
男の子によくあるチャンバラごっこに付き合っている地球外生命体・・・ではなく殺しあっているように見えるのは俺の気のせいだと信じたい。
??「あの、君さ」
「あ?・・・何だよ」
声がした方へ顔を向けると小柄で青髪が印象的な子と目が合う。
色々なことに状況が飲み込めないのはこの子も一緒なのだろう、困惑したような顔でこちらを見上げる。
??「危ないから、もうちょっとこっち来た方がいいよ」
「危ない?」
何が危ないのか、普段の俺ならなんとなく気がつくだろうか、混乱している頭では何がどう危ないのか分からなかった。
??「ほら後ろ、危ない!!」
はっと後ろを振り向くと黄色の生物と戦っていた子が眼前に迫ってきていた。
青髪の子の声に銀髪の子も気がついたのかスローモーションのようにゆっくりこちらへ顔を向け、その金色の瞳と眼があう。
ードクンと心臓が大きく跳ねた。
それは恋愛の感覚ではなく、どこか別のことを無意識に感じたのだと思う。
そんなことを考えていたら反応に遅れ、眼前まで迫ってきた銀髪の子に正面からぶつかってしまう。
ぶつかった衝撃で真後ろに倒れこみ、まるで銀髪の子に押し倒されるような形に。
「ぐっ・・・」
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一颯(プロフ) - 同性愛ものには専用のフラグを立ててください。 (2016年4月18日 3時) (レス) id: 050c8f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
クロウサギ(プロフ) - この作品の続編見たいです!! (2015年5月18日 4時) (レス) id: 29761c99ab (このIDを非表示/違反報告)
緋腹 - この話をみてイトナ君が好きになりました!アザス!!(´∀`*) (2015年5月9日 0時) (レス) id: 5e74d9c177 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - 今は………それが、お互いの為だろうからな。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - やはり無理か……………。いや、いいんだ。多分、最初から分かってた事だと思う……………今はまだその時じゃないってことは。あいつ自身が心を開くまでには、時間がかかると思う……………だからゆっくり待とう。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うみしお | 作成日時:2015年4月19日 21時