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あの日以来私は




海へ



お店へ



行っていない









忘れていた優しい時間を




思い出してしまったから




忘れていた時間よりも




生きるのが



少しつらくなっちゃってたりする。









でも私には




海斗の朝陽の写真があるから。





目を瞑ると


海斗の笑顔を思い出すから。






《大丈夫》









言い聞かせて




朝陽の写真をカバンに入れて


私は寮を出る。








また指定された場所へ



仕事をしに行った









私にはあの幸せは贅沢すぎたから





ただ前みたいに元に戻るだけ。





ただそれだけだから。









.











仕事が全て終わって


寮に帰ろうと


歩いていると



見覚えのある人がいた









「Aちゃん久しぶり」









.









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作者名:いろは | 作成日時:2021年2月21日 13時

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