小児科病棟の王子様

反抗期 ページ42

白濱亜嵐side




最近、涼太に異変が起きてる…






「涼太〜朝だよ！おはよう」






涼「…」







「涼太、おはよう！！」






涼「ん」






「…熱、測ってね！」






涼「…」





口数がものすごく減った







「具合悪いとこない？学校、行けそう？」







涼「ない」






まだ、1年生のくせに

少し、クールぶった言い方をする







黙って、学校へ行ってしまった涼太






「もしかして…ついに来ちゃったかぁ、、」






そろそろ学校が終わる頃







ﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟ





『はい、もしもし。白濱です』







健『あ、亜嵐か？

涼太がね、ちょっと色々あって

棚に強く頭ぶつけたんよ…

龍友に頼んで、検査して貰ってる』








『了解です！

とりあえず、龍友君のとこ向かいます！』








ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ





「白濱です！」






龍「お、亜嵐やん。」






「涼太は？」





龍「うーん、まぁ大丈夫やと思うんやけど…

ちょっと、強く打ってもうたなぁ」







「何したんだろ、、」





龍「健ちゃん先生と、揉めたらしいで」






「はっ?!あの、健二郎さんと？？」






龍「おん」





「わぉ！！」






龍「涼太、地味に毒舌なとこあるやんか。

ちょっと、反抗期でそれが酷なったちゃうんか？」






「そうかも。やっぱり、反抗期だよね？」





龍「おん」






龍「とりあえず、涼太を病室に戻すで」






「うん」







龍「涼太、動かすよ〜」







涼「るさいな…頭にひびく、、」






龍「悪かったなぁ。涼太、ちゃんと健二郎先生に

謝るんやで？？」







「何でぼくが…あいつ、つば飛ぶし

うるさいだもん」






龍「これこれ。あいつなんて言わんの」






涼「変態まで、うるさいのかよ」






はぁ…




あの、可愛い涼太が…泣泣泣泣泣泣泣







龍「誰が変態やっ！！」






涼「う、、るっさ！！！」







「ほら、涼太。静かにしよ？」






涼「寝るから、、静かにしてっ！」






「わかったから。涼太も静かに喋って」






涼「…」






涼太を病室に戻してから

至急、会議室に集まった





臣「何があったの？」





健「いやぁ…皆に課題やらせてる時に

回ってたんや。涼太、すごい進んでてから

頭撫でて褒めたら、触らないで！って」







「えっ…」

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