「俺、誕生!」 31話 ページ46
デンライナーは時の中を縦横無尽に走り回る時の列車を追いかけていた
「待ちやがれ!このっ!」
モモタロスが必死にハンドルを操作するデンライナーの隣にいくつもの線路が展開された
デンライナーの後ろからウラタロス達がいるイスルギ、レッコウ、イカズチが順に隣に並び遅れてゼロノスが並んだ
「野上!連結だ!」
「おう!」
デネブがそう言うとモモタロスは短く返事をしてハンドルを捻った
線路が交差してゼロノスが先頭に出た
その後ろにイスルギ、レッコウ、イカズチ、最後にデンライナーの戦闘車両であるゴウカが連結され、それぞれの武器を展開した
そして列車のぶつかり合いが始まった
時の列車の鋭い歯がデンライナーらを噛み砕こうとしたが、ゼロノスの屈強な角で押し返され、脱線しそうになる
「クソが…!」
電車同士がもつれあいながら時の中を行き回り、再び廃墟になりかけている時間に戻ってきた
空中を高く旋回しながら火花を散らしてぶつかり合い、戦いは互角だった
「くらえ!」
モモタロスがバイクのスイッチを押すのを皮切りに、他のイマジン達もスイッチを押した
車体の天井が武装されて、電車の形を変えた
牙王も時の列車も武装をし、更に混沌とした戦いになった
ミサイルが行き交い、ビームを車体にぶち当て、時にイカズチの龍と時の列車の頭部が噛み付き合う
互角に見えた戦いがやがて、デンライナーが優勢になっていた
バランスを崩して脱線しかけた時の列車にゼロライナーが目の前に立ちはだかった
「行くぞ!」
ゼロライナードリルをまるで牛が前足を上げて威嚇するように上に突き上げてから速度をあげ、時の列車に真っ向から走り抜ける
口を開けて噛み砕こうとしたその口目掛けて一直線に速度を緩めず突き進む
その威力に時の列車は口の中から車両までゼロライナードリルに穴を開けられてしまい、大きな音を立てて爆発した
その衝撃と同時に牙王が外に弾き出され、廃墟の屋上に転がって行った
苦しそうに地面に伏す牙王の前に、モモタロスがデンライナーが飛び降りて立った
「これで本当に…最後の最後だ…!」
「グッ…!」
デンガッシャーを構えて、モモタロスは最後の決着をつけようとしていた
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フォンフォン(プロフ) - 萌笑さん» そう言ってくださると嬉しいです!ありがとうございます! (2018年9月17日 16時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
萌笑(プロフ) - この小説めちゃくちゃ大好きです!これからも頑張って下さい! (2018年9月17日 10時) (レス) id: b383e375e0 (このIDを非表示/違反報告)
鮭のマリネ(プロフ) - 廉火@こたぬき志麻リスさん» 貴重な感想をありがとうございます!夢主をいかに割り込ませるかで結構悩んで無理矢理な感じになりましたが、気に入って頂けて安心しました。電王、いいですよね。電王の魅力を無くさないように書いていきますので、これからもこの小説をよろしくお願いします! (2018年9月7日 10時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - 初コメ失礼します! 最近、電王を見直し始めまして再熱しておりますところ、この物語を見つけました。やっぱり、電王はいいですね(唐突) 文章等も惹き込まれる文章で、何より、夢主ちゃんの存在がいい(真顔) これからも楽しみにしております! (2018年9月6日 23時) (レス) id: 7e3ffaecdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フォンフォン | 作成日時:2018年9月1日 11時