｢時間の砂の中で｣ ページ6
その後、良太郎は電車で追いかけられたり、砂の怪人に願い事を迫られたり、変身して戦ったり散々な目にあい、心身ともに疲れ果てていた。
謎の少女ハナと客室乗務員のナオミが用意してくれた冷たいタオルを額に乗せ直す。
赤い怪人もといイマジンは端っこの席でふんぞり返っており、ナオミはコーヒーカップを磨き
ハナも険しい顔をして目の前に座ってる。
何となく居心地が悪くなって目を閉じる。
するとハナが慌てて心配してくれた。
大丈夫だと伝えると安心したように席に戻る。
するといつの間にか自分の真後ろの席に赤いイマジンが腰掛けていた。
｢ケッ、この俺が契約するって言うのに随分弱っちいな｣
｢そもそもアンタが無茶な戦い方をするからでしょう！｣
｢俺はこれしか出来ねえんだよ！｣
｢脳みそがバカなら戦い方もバカなのね！｣
｢なんだと！？｣
ハナとイマジンが立ち上がって対峙し、睨み合う。心なしか、目と目の間に火花が見える気がして慌てて2人を引き離した。
そこにナオミがコーヒーを用意してくれ、2人の気が逸れてホッとした。
が、そんな時間も束の間でまたイマジンがハナをギロリと睨みつけた。
｢こいつが弱いのは事実じゃねえか！こんなんだったらあのAとかいう女の方が強そうだぜ。｣
｢A？誰それ。｣
｢良太郎の知り合いだとよ。なあ？｣
Aの名前がでてビックリする。
なんでイマジンがAの事を知っているんだ。
｢知り合いだけど…Aは関係ないでしょ｣
｢そうよ！あんたらイマジンが考えることは碌でもない事ばかりなんだから！｣
｢へっ。こうなるんならあの女と契約しときゃ
こんなダッセー姿にならずにすんだかもしれないのによ。｣
ハナが何かを言おうとした途端良太郎が立ち上がってイマジンと向き合った。
｢Aは関係ないし、これに巻き込むつもりは無い。だから君もAに手を出さないで。｣
さっきまでの弱々しい態度とは一変して真っ直ぐな目でイマジンを見据える。
良太郎の豹変した態度にイマジンもハナもたじろいだ。
イマジンはバツが悪そうにまた端の席に戻ると、良太郎もハナの前に戻った。
改めて、これからどうするか考えなければならない。
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わー(プロフ) - 了解です！ありがとうございます！ (2018年12月27日 22時) (
レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
フォンフォン(プロフ) - わーさん» もしモモタロスオチの小説をお求めでしたら、リンク先の短編小説の方に置いてありますのでそちらをご覧下さい。長くなりましたが、これからもよろしくお願いします！ (2018年12月27日 21時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
フォンフォン(プロフ) - わーさん» コメントありがとうございます！大変申し訳ございませんが、オチのリクエストは受け付けていません。オチは未定とありますが、物語の流れ的にはオチはないです。誤解を招くような表現をしてすいません… (2018年12月27日 21時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - オチはモモタロスでお願いします！ (2018年12月27日 19時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォンフォン | 作成日時：2018年8月19日 21時
