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(sueyoshiーside)
日「可愛いよね、あの子」
インタビューが終わって、皆それぞれ次の仕事に向かう中、不意に日高が呟いた。
あの子、と言うのは間違いなくひまりちゃんの事なのだろうが。
末「お前は美人な彼女がおるやん」
日「勿論俺は一筋だけどさ。そっちは実際どうなの」
末「どうなのって、」
日「西島も言ってたじゃん。あの子はどこか千晃に似てる」
その笑顔の裏で俺の心を探ろうとしているのが伝わってきて。
ーーほんと、鋭いよな
確かに俺も、最初はひまりちゃんを千晃と重ねて見ていた部分は否めない。
末「ひまりちゃんはさ、基本的にいつも笑顔で人を安心させてくれる。裏表もないし、善意の塊のような人間で……自分の仕事に、人を輝かせる事に誇りを持ってる」
日「…へえ、まあその辺は少し違うかもね」
千晃もいつも笑顔で明るい事に変わりはないけど、あれでも芸能界で長年生きてきただけあって、表世界で輝く人間だから。
似てはいるけれど、本質的に２人のやりたい事は違っている。
日「なるほどね。本当に大切に思ってんだ」
末「妹みたいなもんだしな」
日「本当に？」
念押しのように聞いてくる日高はきっと、俺がひまりちゃんに対して特別な感情を抱いてると考えてるのだろう。
確かにある意味特別ではあるけれど。
末「俺さ、あの子とはこれからも良い関係を築いていきたいって思ってるんだよね」
利用するような関係から始まってしまったけど。
今度こそ、曖昧じゃない仲になりたいから。
末「友達として、大切にしたいんだ」
だって、あんなに良い子は滅多にいない。
そう言った俺に、日高は数秒目を瞬かせて。
日「そう」
ふ、と微笑んで頷いた。
日「…向こうはそう思ってんのか分かんないけど」
末「何か言った？」
日「いや何でも。じゃ、俺も次の仕事行くわ」
よく分からないが納得したらしい日高は、軽く手を振って去って行ったのだった。
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海(プロフ) - ひろさん» ありがとうございます！私自身マイペースなもので、そう言って頂けると有難いです！これからもよろしくお願い致します^_^ (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - とても好きです！ゆっくりでも構わないので、更新楽しみにしてます。 (2020年5月26日 17時) (レス) id: 59db8a3c3c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！少し特殊な設定ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです(*^_^*) (2020年5月14日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - すごく素敵な作品ですね！ (2020年5月12日 15時) (レス) id: fada27738b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月17日 22時
