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翌年、746年。
アニメや漫画で見た通り、王政はウォールマリア奪還の作戦を打ち出した。
人口の2割、約25万人なんて本当に馬鹿な数字だ。
王政は食料困難の打開策としか、この数字を見てないんだろうな。
アルミンの両親が行く姿を眺めて、エレンとミカサはアルミンを励ましていた。
「大丈夫」
「すぐ戻ってくる」と。
でも、未来を知る私には何も言えなかった。
ぎゅっとアルミンが両親から貰った麦わら帽子を握り締めている手を見て、心が痛んだ。
原作通り、生存者は二百数人。
二十五万人以上いるのに、生存者は二百数人。
その生存者の中にアルミンの両親は含まれていなかった。
そして王政の狙い通り食料困難も多少は改善された。
なんなの、なんなんだよ。
こんな世界、最悪だ。
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作者名：うみ | 作成日時：2018年8月14日 23時
