逃亡44 ページ5
｢…おはよう。｣
｢うわっAすごいクマ！！｣
｢リーフと夜話してから結局眠れなかった…。｣
も〜頭が痛い痛い。
昨日レッドの告白を受けて部屋に戻ってきた途端事の重大さに気づいた。私幼馴染2人に好意持たれてるの？？？
部屋の中でご飯を食べていたリーフは混乱している私を見て凄くニマニマしていた。どうやら私がレッドに呼び出されたことは知っていたらしい。
その後ちょっと話して寝たんだけど…全然眠たくならなかった…。
｢これ目に付けてみて、ちょっと落ち着くよ。｣
レンジから取り出した蒸しタオルをくれた。
｢ぁ゛ありがとう゛…。｣
目に暖かい蒸気が掛かって思わずメタモンみたいになってしまった。もうリーフがいないと生きていけない体になりそう…。
｢んふふ、声に出てるよA…ふふへへはは｣
不気味な笑い声を出しながら融解するリーフの顔を見てちょっと引いた。この子顔溶けるの…！？
｢ぅあ、あ！準備しなきゃ！｣
顔が溶けているリーフを見ているのが怖くなって急いで準備を始めた。あの2人準備速いから…！
｢2人ともー、準備出来たか？｣
ご飯も食べ終わって、身だしなみも大丈夫。丁度いいタイミングでグリーンの声が聞こえて私たちは部屋を出た。
｢おはよう｣
｢おう。行くぞ。｣
いつものグリーンだ。ちょっと出る時に緊張していた私が恥ずかしいぐらい。
｢今日はアラベスクタウンに行くんだよね。｣
｢ああ、なんか暗い森を通るらしいからAは特に気をつけろよ？｣
｢大丈夫！｣
なんか安心した。昨日悩んでいたのは何だったんだろう、ちゃんと幼馴染してるじゃん。
｢おはよう、A｣
隣のこの子を覗いては。
｢おはようレッド｣
顔は無表情であるものの周りにいっぱいハートのオーラが溢れてる。
｢うん。｣
おはようと言われたから返しただけなのに凄く満足気だ。付き合いたての彼氏か？？？
｢ダメだよレッド、私の婚約者に近づかないで〜｣
リーフが振り向いてレッドに言った。
｢え？私たちいつ結婚の約束したの…？｣
｢だってA、私がいないと生きていけないって言ったでしょ？｣
笑っているリーフの顔は冗談なのか本気なのか分からない。
｢Aそんなこと言ったのか…！？｣
リーフの隣で目を丸くさせて驚くグリーン。
｢ｼｸｼｸｼｸｼｸｼｸｼｸ…｣
何故か泣いてるレッド。
｢もうやだこの子達…………。｣
私は顔を覆ってまた逃げたくなった。
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桜にゃん♪ - うみさん» おー！更新ガンバです(*^^*) (2020年5月18日 12時) (
レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - ましかくもちさん» 本当にお久しぶりになってしまい申し訳ございません〜！！！コメントありがとうございます！嬉しいお言葉です！(;_;)一生懸命頑張ります！！ (2020年5月14日 21時) (レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
ましかくもち - おっ！！久しぶりに更新されてる。この作品の、ギャグの割合が好みなんですよね。更新頑張ってください (2020年5月14日 14時) (レス) id: 708be17c5e (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - あおあいさん» え゛〜〜〜ありがとうございます〜〜〜！！！（ ; ; ）そう言ってくださると励みになります！！！また全力で頑張って行きます！！ありがとうございます！(´；Д；`) (2020年5月4日 23時) (レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
あおあい - とっっっっっっっっっっっっっっってもおもしろいかったです！ 頑張ってください。 (2020年5月4日 19時) (レス) id: 854b6d1b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2020年3月31日 12時
